この天体は天文雑誌の読者の写真等では有名な星雲です。赤くて、中心部分が泡のように写る特徴的な星雲ですね。
DSSの写真のようにM52から辿れば簡単に見つかります。Ninja-400にOIIIフィルタを入れてプラノキュラーで最低倍率にして見ると、なんとなく泡の部分も分かりますが、全体的にかなり淡く、透明度の素晴らしく良い空でないと確認するのも困難な天体です。OIIIフィルタの威力が出る天体ですね。
ちなみにこの天体はかなり前から見ていたのですが、泡の部分って見えないものだと思っていましたが、よくよく確認してみると泡が分かるようになりました。集中して見ることは大切ですね。
うわっ、この辺りは大好きな領域で、M52からケフェウス座までを中心にそれだけでErenさんと一緒に一晩を過ごしたことがあります。このときは星図に出ていない対象が見えたりしたものですから彗星を見つけちゃったのかと思い込んで二人で大騒ぎしだこともありました。PCの星図で見える極限等級を少し暗くしてあげたらきちんと星図に出ていました。(^^ゞ
あまり見易い天体は無いのですが、安田さんが書かれているように、じっくり見ていると結構見えるので、時間を掛けて見えるまで倍率を変える、フィルターを換えるなど、トライすると良いです。
Abell 22 惑星状星雲
M52 散開星団
NGC 7538
PLN 112- 0.1 惑星状星雲
Sharpless 2-157
Mrk 50 散開星団
NGC 7510 散開星団
PLN 110- 0.1 惑星状星雲
IC 1470 惑星状星雲
NGC 7419 散開星団
NGC 7354 惑星状星雲
PLN 107- 0.1 惑星状星雲
PLN 108+ 0.1 惑星状星雲
PK 107- 2.1 惑星状星雲
NGC 7380 散開星団
vdB 142 星雲
などなど、数え上げたらきりがなくなりそうです。
今年また、天気が良い日に一晩埋もれてしまいたいと思います。
投稿情報: 舟田 雅夫 | 2005-08-14 09:30
追伸: ケフェウス座から白鳥座の間にも魅惑の対象がたっぷりなので、ここも一晩かかります。ケフェウスとカシオペアの間よりはいずれの対象も少し見易いので最初にトライされると良いでしょう。ただし、首が痛くなる位に天頂付近を通ります。
投稿情報: 舟田 雅夫 | 2005-08-14 09:35
そうですね。このあたりは散開星団、散光星雲が種々ありますね。天の川の中なので多いのは当たり前かもしれませんが、いて座のあたりとは違い地味なのですが、興味深い天体が多いですね。
私も秋にじっくりこのあたりを探訪するのは大好きですね。
投稿情報: 安田 俊一 | 2005-08-14 20:12