おおいぬ座τの周りを囲むように集まっている散開星団がNGC2362です。こじんまりとしていますが、星数は60個を数え4.4等のτを囲み、なかなか賑やかな様子で見れます。あたかもτを中心にした線香花火のように見えてきます。τもこの星団に属していてO型の巨星であり、周りの星団を構成する星々も青色巨星です。恒星の並びとしては三角おむすびのように見えています。
Ninja-400でこの星団を見ると倍率が高くなりすぎて、ちょっと興ざめですが、短焦点屈折で見るとτの周りに三角形のように微光星が集まり見事な眺めです。特に双眼望遠鏡での低倍率だと天の川に近いために星々の賑わいの中で、ひときわ目立ちます。倍率として30倍程度がお勧めだと思います。
NGC2362ですが、これを見る前に145CMaという美しい二重星を見ていて、ついでに見つけました。ティーガル100に43Xなんですが、τCMaの周りを微光星が囲んでとっても奇麗な光景です。この冬も何度も楽しませてもらいました。必見の価値ある貴重な散開星団だと思います。
投稿情報: 中井 健二 | 2006-02-26 00:46
中井さん、コメントありがとうございます!!
大抵の散開星団は短焦点屈折での観望が向いてますよね。NGC2362は導入も簡単なのでお勧めですよね。
投稿情報: 安田 俊一 | 2006-02-26 10:54
安田さん、コメントへのご返事ありがとうございます。NGC2362は奇麗な星団なのですが、その北にある145CMa(h3945CMa)も小口径での穴場です。オレンジ色と青色の広角二重星です。ある意味ではアルビレオより奇麗かも?最近は晴れれば毎日のようにNGC2362と145CMa詣でをしています。都会でも山中でも楽しめる穴場ですね!(^^)!
投稿情報: 中井 健二 | 2006-03-15 23:11
古田さんの写真で見る・・・で知ってからフジノン40×150で見ましたが、本当に線香花火のようで印象に残る綺麗な星団で、集まって観望する時には見せてあげる星団の一つですが、あまり写真での投稿が無いのが不思議なくらいです。
そういう私もあまり写真は撮っていないのですが、やはり実視が一番かな・・・今年は家の近くでしか見ていないので、空の綺麗なところに行って見たいです。
投稿情報: 加藤 輝仁 | 2009-02-10 23:38
加藤さん、コメントありがとうございます。
フジノン40x150をお使いですか、素晴らしい双眼鏡ですよね。20倍~40倍くらいが一番美しく見えますよね。散開星団はなるべく低倍率で見ています。
仰るとおり天体写真としての投稿は見たことがありません。DSSの写真のように写真にすると明るい恒星が邪魔して綺麗に撮れないからだと思います。ただ現在のCCDと画像処理技術を使えば綺麗に撮れそうですけど。
いっかくじゅう座、とも座、おおいぬ座あたりの散開星団は、遠い銀河系の腕にあるせいでしょうか、総じて微細な感じで集まっていて夏の散開星団より気に入ってます。
またよろしくお願いします。
投稿情報: 安田 | 2009-02-14 10:37