読者の天体写真等で有名な超新星残骸のIC443です。写真では赤くクラゲ状に写っています。もう6年ほど前の冬の透明度の良い富士山西臼塚駐車場で初めて見れました。確かスタースプリッター45cmとOIIIフィルタの組み合わせだったと思います。眼視では見れないものと諦めていたので見れたときはちょっとした感動でした。
導入は非常に簡単です。ふたご座の特徴的な並んだ星であるμとηの間にあり、淡い星雲ですが位置は分かりやすい場所にあります。
それからNinja-400でも何回も見ていますが、クラゲ状には見えず三日月状というか、ブーメランのように見えます。写真に写っているクラゲの足はさすがに眼視ではまったく分かりませんでした。非常に淡くOIIIフィルタで低倍率にして透明度の非常に良い空で辛うじてという感じでしょうか。Ninja-320では分かりませんでしたので、ここは口径差が現れたものでしょう。
秋から冬にかけては天頂近くに見えますので、冬の透明度の良い空で狙ってみてはいかが。
DSSによるIC443
僕のNotePCのデスクトップの背景画像はこの星雲です。
近くにモンキー星雲とかM35、PK 194+ 2.1などなど、オリオン座との境目近くまで広げると、この辺りに望遠鏡を向けているとそれはそれは、小一時間楽しめる領域にある見栄えのする対象のひとつです。
僕には写真で見慣れたカリフォルニア星雲を見ている感じの印象があります。
そろそろ、この辺りの惑星状星雲について書いても良い季節になってきたんですね。ミラーを洗って、125mmの架台なども整備して、いよいよって言う時になかなか良い天気に恵まれておりませんが、今度こそって感じでトライしたいですね。
投稿情報: 舟田 雅夫 | 2005-09-25 10:18