NGC891はパロマ写真集で有名なエッジオン銀河です。エッジオン銀河で典型的なものの一つです。暗黒帯が見事に横一直線に入り、Ninja-500(50cmドブソニアン)で見たNGC891はシーイングも良かったせいか、暗黒帯が波をうっている様子まで分かりました。
この銀河は面積あたりの光度は低いようで、透明度が悪い空だと悲しいくらいに見えなくなります。暗い空と透明度が必要ですね。実視等級10.8等よりも暗く感じます。12等級くらいの感じでしょうか。視直径は14.3'x2.4'となっていて長さは満月の半分もあるのですが、エッジオンの面目躍如で幅は直径の1/7です。非常に均整の取れた銀河ですね。
・NGC891 10.8等
この銀河の形、大きさとも銀河系に非常に似ていて銀河系を横から見たようだと言われています。そう思いながら見てみるのも一興ですね。
さらにこの銀河の傍には0.5度ほど離れた場所にAGC347という銀河群があります。総じて13等級よりも暗いので、地味な銀河群ですが、NGC891の近くにあるため導入は容易です。ぜひ大口径ドブをお持ちの方はチャレンジしてみてはいかがでしょう。
Ninja-400では銀河として12個が数えれました。秋には天頂付近に来て意外とよく見える銀河群だと思います。
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