ハロー・シャープレーが球状星団の分布から銀河系の様子を推定した話は有名ですが、その学説により太陽系は銀河系中心から2.8万光年離れて存在していて、言わば銀河系の郊外に我々は住んでいるということ、つまり認識の転換に繋がったということは凄いことだと思います。コペルニクス的転換ですか。
この球状星団は地味なのですが、この天体を有名にしているのは地球から一番遠くに見える銀河系の球状星団だということですね。位置はやまねこ座にあり、銀河中心とは反対方向にあります。このあたり冬の球状星団で目立つのは、うさぎ座のM79くらいですね。
Ninja-400でこの星団を見ると周辺がツブに分かれます。一番遠くても割りと立派なのは規模としてはかなり大きな星団なのだと思います。決して派手ではなく大口径にお薦めという感じです。
私の導入パターンはふたご座から辿ります。赤道儀であればカストルから5度ほど北に振れば入ります。私の場合は赤道儀は使わないので、カストルからのスターホッピングで導入しています。
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