2005-09-13

ペルセウス銀河団AGC426

ペルセウス座β(Algol)から2.5度ほど東にあり、かなり密集した銀河団です。距離は2億3500万光年であり、うお座・ペルセウス座超銀河団の一部を成しています。この超銀河団は1000個以上の銀河を含むとのこと。

探すのは簡単でAlgolから辿ります。Ninja-320でも見ていましたが、この銀河団はなるべく口径が必要です。淡い米粒なような銀河がかなりな密度で集まっている様子が見えてきます。とくに淡いので長時間を掛けてじっくり見ることが必要ですね。一番明るい銀河NGC1272でも11.7等であり、他の銀河は13,14等ばかりです。
そのNGC1272傍のNGC1275は巨大な楕円銀河と渦巻銀河が衝突しており、そのため強力なX線源となっているそうです。おとめ座銀河団のM87のような存在ですね。HSTの写真では楕円銀河の前に複雑な暗黒帯が入り乱れて活動が激しい様子が見て取れますが、Ninja-400ではボーッとした楕円銀河にしか見えません。

ペルセウス銀河団ですがNinja-400では38個の銀河がカウントできました。ちなみに範囲は写真の倍ほどあります。代表的な銀河は以下のとおりです。

・NGC1265        12.1等
・NGC1275        11.9等
・NGC1272        11.7等
・NGC1273        13.2等
・NGC1281        13.3等

ペルセウス銀河団(AGC426) DSS写真

Perseus
プロットした銀河はNinja-400で見れたもの