河口さん、トラさん、大鹿さん、安田の4名で、ここのところ連敗続きのリベンジを目指して、山梨県と長野県の県境近くで観望してきました。前日の雨上がりで、素晴らしく良い空でした。澄んでいたまさに秋の空ですね。気温は大弛峠でちょうど0度くらい。風は少なく観望は快適でした。オリオン群ですが、結構流れていて、明るくて速いのが特徴ですね。意識せずともかなり見れました。
それぞれの方の観望記を...
《河口さんの観望記》
大弛で観たM42は届かない迄も、ぐっと引きつけた感がありますね。じっと観ていると段々にDetailが見えて来て、それが立体的に折り重なって行きます。
馬頭もはっきりその形を確認したし・・・なにより、北極星を地平線から遙かに高く見て、更にカシオペアと北斗七星を西東に捉えたあの暗く星だけが瞬く北天とその視界の大きさに感動しました。
ベクトルを大弛に向けて頂いてありがとうございました。
《トラさんの観望記》
140号線のトンネルから峠に向かう道は東まわりと西回りがあり、土木事務所のウェブページに道路工事のための通行止め状況が出ていました。 が、金曜日の雨で道路工事が遅れ、急遽、通行止め時間が変更されていました。
ステファンやペルセウス銀河団は久しぶりに安田さんの40cmで再会できました。 2インチ双眼でみるM42は何度見ても最高です。 馬頭は40cmに水素ベータ線フィルタで首の上の頭もクッキリと見えました。
大弛峠の駐車場は舗装されているものの、幅は狭く、南向きの傾斜がかなりきつかったです。 登山客の車がいっぱいで、双眼望遠鏡の設置スペースの確保はちょっと無理でした。 電灯がもれないトイレが駐車場の南端にあるのはよいです。ドコモフォーマの携帯電波はどうも届かなかったようです。
大弛峠の27時ごろの気温はゼロ前後で、標高の割には暖かく、無風で湿度も低かったので、とても快適でした。
大鹿さんは、朝からキンプ山の頂を目指されたとのこと、すばらしい天気と景色を楽しめたことと思います。
《大鹿さんの観望記》
フジノンED150は驚きでした。
8年ぶりの大弛峠でした。大口径+双眼装置で見るオリオン星雲は圧巻ですね。星雲が青緑色をしているのをはじめて見ました。NGC891とステファンの五つ子、Abell12、ペルセウス座銀河団が印象に残りました。オリオン座流星群、カノープスも見ることが出来、星見が堪能できました。
みなさんと別れた後、3時間仮眠し、2時間ほど歩いて金峰山に向かいました。昨晩からの好天に恵まれ、雪をまとった北アルプス、乗鞍、御嶽他、浅間、南アルプス、富士山が見渡せました。
寄る年波のせいか、体力的にきつかったものの、帰路に温泉にも浸かり、充実した週末がすごせました。
《安田の観望記》
素晴らしい空でした!!
雲一つ無く、秋の透明度の良い空で標高2400mの抜けた素晴らしい空でした。最初は柳平にある河口観測所で観ていたときで、富士山新五合目の雲上レベルで対日照がかろうじて分かる空、富士山を若干凌ぐかなという感じ。
甲府の光害が20度くらいまで気になります。
大鹿さんより、これじゃまだまだ不十分、峠に行きましょうとの提案があり2:30に峠を目指しました。タイムトライアルすると16分でやはり踏んでいける登りが速いですね。1分縮めました。
オリオン座流星群が予想通り結構流れてました。明るく速いのが特徴的ですね。4,50個は見れたと思います。まあDSOを結構観ていたので、流星群専門であれば、2,3倍は見れたと思います!
今晩がピークなようなので期待できるのではないでしょうか。
DSOはメジャーどころを一通り観て、久しぶりにステファンの子供たちを拝みました。NGC7331と伴銀河3つも見れて、NINJA-400ででしたが、15等くらいのDSOは見れていたようです。峠ではさらに凄くバックがかなり暗くまさに準A国クラスでしょうか。甲府の光害もほとんど気にならないレベルで、トラさんの名言ですがワンランク違う空でした!
印象的なのは双眼装置+ナグラー22mmで見たM42かなぁ、M81,82のペアも腕や複雑な爆発した様子など見応えありました。
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