北八ヶ岳スタークラブの新年会の一環で開催したツアーに参加してきました。
長野県のプラネタリウム一挙鑑賞なのですが、長野県のプラネタリウムというと野辺山にあるベジタボールウィズを見たことがある程度でした。
最初に長野市立博物館を見学しました。敷地と建物は随分立派で吃驚しました。ただプラネタリウムのある場所はちょっと狭いかなぁ。天体系の展示は少ないです。プラネタリウムは五藤光学のURANUSです。
お決まりの季節の星座紹介から始まってオート番組「新惑星を探せ」を鑑賞しました。海王星発見の物語ですが、疲れが出てしまい多少眠ってしまいました。プラネタリウムで眠ると気持ちよいのですね。これを快眠グッズとして自宅に用意すると良いですね。URANUSの星ですが、7等級くらいまで表現されていたのではないでしょうか。冬の天の川はちょっと太い感じですが、全体的には自然でした。
次に佐久市にある佐久市こども未来館に行ってきました。ここは割と新しい建物で科学に関するいろいろな展示があり、子供は嬉しいでしょう。長い滑り台から降りるのですが、狭くてまいったなぁ。地震体験コーナーの説明員の人と阪神淡路大震災のことで話してしまいました。実家があの地震で全壊して、10年以上経ちますが忘れられないですね。
プラネタリウムは長野市立博物館と同じくURANUSですが、こちらのほうが新しいというかグレードアップされていて星の数は沢山出ます。ただ個人的にはかなり不自然でしたし、長野市立博物館のほうが良かったなぁ。沢山ハデに見えれば良いというもんでもないんだけどなと思います。プラネタリウムは自然シミュレータなんだから夜空は出来るだけ自然に近いものを再現して欲しいです。
松本市科学博物館の新プラネタリウム(コニカミノルタSuperMediaGlobe)
北八ヶ岳スタークラブの新年会は佐久市の一萬里温泉で宴会の後、宿泊。
次の日は場所を移動して松本市科学博物館でまたプラネタリム鑑賞。コニカミノルタのSuperMediaGlobeという、大きな魚眼レンズでディスプレイを全天に映すものです。20年くらい昔にプロ向きとしてでしたが、町田のプラネタリムでE&SのDigiStarのデモ投影を見たときにモノクロでしたが、単なるプラネタリウムではなく全天で見れるCGプロジェクタとしての可能性を感じたものです。
SuperMediaGlobeはカラーにはなっていますが、基本的には同じ仕組みでプロジェクタとしてあるもので、解像度が不足しています。それは残念でした。大阪市立科学館の方式だとある程度解像度があり、映画としては迫力がありましたが、ハイビジョン程度の解像度で全天を映しているので、星像もかなり肥大しているし、ピンボケのような印象で見えるのです。大阪市立科学館や葛飾のものと比較すると画素数が少ないんでしょうね。
さらに残念なのは「それいけ!アンパンマン~星空をかえせ~」をオート番組でやっていたのですが、スライドショウ的で動画も可能なハズのプロジェクタ方式が活かされていないのでした。番組作成のコストが限られているのでしょうがないのでしょうけど、せっかくの機械が活かされないのは残念でした。
この全天プロジェクタの技術はまだまだ発展途上なんでしょう。複数のプロジェクタのほうが有利なんでしょうね。解説者の方が気を使っていただきPowerOfTenのよ
うなデモ番組を見ましたが、MITAKAとかのパクリでぜんぜん感動せずでした。
どこかドーム内部全部を液晶ディスプレイにして、超高解像度で映して欲しいです。黒の暗さがちょっと心配なのでプラズマのほうが良いかもしれません。12mドームの面積は904m**2なので、42inchクラスだと1000枚あればカバーできそうですけど、一枚10万円として1億円で出来そうです。まあディスプレイの繋ぎ目の問題はあるんでしょうけど。名古屋万博の4倍ハイビジョンも吃驚の驚愕解像度で見れると面白いですね。夢のまた夢ですね。
長野プラネタリウム巡り、お疲れ様でした。
地元長野でもまだ行ったことの無いところもありますので、機会があればまた行きましょう☆
生解説、番組もそれぞれで、楽しめました。
それにしても、週末なのに人が居ない。。。
ちょっと寂しい気もしました。
投稿情報: Shinobee | 2009-01-23 14:19