今年の正月も行ってきました。
星雲の世界という科学館オリジナルの写真やハッブル宇宙望遠鏡の写真が飾られて丁寧に説明がされています。DSOファンが増えると良いですね。
プラネタリウムの解説は津村さんでした。オート番組はアンパンマンでしたが、こちらは子供向けですね。手動の解説は味わいがあり、津村さんのカラーが多少出ていて楽しませていただきました。
個人的にはいろいろプラネタリムに行っていますが、MS-10の星の数、星像、雰囲気は良いですね。名機を感じさせます。メガスターの天の川を星で表現するアイデアは素晴らしいのですが、やはり違和感があります。他のプラネタリウムがメガスターの真似をして星の数を増やしすぎるのは問題ありですね。あれはメガスターだけが許される世界でしょう。
8等星まで見えるのはやりすぎなので、地球では7等星が限界ですから、7等星くらいに留めて、天の川の表現や星像をもっとシャープにして実際の明るさに近づけて、天の川のディテールも本物に近づくと良いですね。特に夕焼け、朝焼けの時間と共に万華鏡のように変化するグラディエーションの素晴らしさ、グリーンフラッシュ、ブルーフラッシュの表現、対日照、黄道光、黄道帯、流星などなどもっと自然を表現できると思うのですね。A国で夕焼けや朝焼け、7等級まで見える夜空、大気光などなど素晴らしくて涙が出ました。メーカーはあの感動を伝えるプラネタリウムをぜひ開発して欲しいです。星の数が多すぎると不自然なだけです。ダイナミックレンジは限られるわけですし。
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プラネタリムの後は、津村さんを交えてMさんと3人で海の幸を堪能しながらディープな談義。津村さん作の「星空名所百選 夏・秋」をいただきました。素晴らしいディープスカイのガイドブックです。氏の手書きの星図、撮影された写真、リアルなインプレなどなど現在最高の本です。「冬・春」版が待ち遠しいです。
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