超メジャー天体です。私は散光星雲の代表と言えば、冬はM42(オリオン大星雲)、夏はこのM17だと思ってます。大きい星雲となればM8とかがあるのですが、その形の見事さ、複雑な内部の構造とかでM17がより見ごたえあるのではないでしょうか。
この星雲をドブソニアンで見ると大抵の人は驚きの声を上げますね。
この星雲はもう最初に見て30年以上経っているので、最初の感想は忘れてしまいました。市街地で見ていたので、ボーッとしか見えなかったのですが、Ninja-320を入手して富士山須走五合目でこの星雲を見たときは、吃驚しました。透明度の非常に良い夜でしたが、白鳥の姿だけでなく尻尾もまるくみえて、Ωの字に見えるんですよね。あとは白鳥の胴体のところが複雑な縞が入り組んで見えて、散光星雲としての複雑な構造は特筆すべきものですよね。
この次に素晴らしいと思ったのは、富士山新五合目のバス駐車場で見出した時に舟田さんの37.5cmドブソニアンでファーストライトの時でしたか、6月の雲上で素晴らしい透明度の夜に見たM17の姿ですね。
場所はいて座とへび座、たて座の境界あたりになります。空さえ良ければ双眼鏡で簡単に確認できます。
南伊豆の最高の夜やオーストラリアでは肉眼でもなんとなく存在が分かりました。バックに散開星団NGC6618もあるから見えたのかもしれません。NGC6618ですが、カタログではなんと星数が660もあります。ただNinja-400でもそんなに見えませんので、微光星が広範囲に散らばっているのでしょう。
DSSの写真では露出を抑えたためか、眼視でドブで見るよりかなり淡くしかM17は写っていません。
むふふ、これ投稿したかったんですけど、解説を加えるのが大変そうで躊躇しておりました。(^^ゞ
これは、白鳥座の網状星雲と並んで、夏の風物詩ですよね。これも、松井 大さんのTwilite40で見せてもらったのが衝撃の始まりだったと思います。
たしか、松井さんのを見せていただいていた時は須走だったので、M17が西に傾いて見にくい頃合だったので網状ほどのインパクトはなかったと思います。
その後、屈折望遠鏡を入手して低倍率で天の川のライン下りを楽しむことがあって、この辺りを泳ぐと小口径は小口径なりにまた素晴らしい姿を見せてくれるこの領域は素晴らしいの一言で済ませてはいけないのでしょうけど、言葉が見つかりません。
投稿情報: 舟田 雅夫 | 2005-08-14 21:09
面白いですね。最近、松井さんとは会う機会が無いのですが、松井さんから舟田さん、そして私と大口径の連鎖が出来ているのが面白いです。
オーストラリアでもM17は素晴らしかったのですが、新五合目で雲上で見たM17もそれに匹敵します。
たぶん標高2,400mのヌケの良さで、光害がかなり減って遜色ない空になるんだと思います。ちなみに舟田さんは覚えていると思いますが、ファーストライトの夜はM51も素晴らしい眺めでした。私のNinja-400はその年の年末にゲットしましたが、スタースプリッターコンパクトIIを見て、Ninja-400を心待ちにしたことを思い出します。当時、半年でゲットできたのは幸運でした。
投稿情報: 安田 俊一 | 2005-08-14 22:08
あは、もちろん、松井さんと会えていない時には健やかな寝顔の安田さんを横目にNinja-320を拝借して色々と見せていただいたものです。(^^ゞ m(__)m
おかげさまで、松井さん → 安田さん → 舟田 → 安田さんというような連鎖が出来ていたと思います。時折、この連鎖に横尾さんが加わったことがありました。
投稿情報: 舟田 雅夫 | 2005-08-14 22:40
松井さんのTwilite40は憧れで、FSPACEで読んでいつも涎を流してました。私も須走五合目にてTwilight40とプラノキュラー(松井さんもオーナーです)でM13を見せていただき、Ninja-320の像と比べて、明らかに口径の差があると結論し、いつかは大口径をと誓ったのでした。Ninja-400はまだ世に発表されておらず、また国際光器のオメガも発売されておらず、選択肢はミードの40cmドブかStarSplitterくらいしか無かった頃です。
その頃は50cmF4のStarSplitterに本気で行こうかと悩んでましたが、行った場合は車から何からリニューアルが必要でした。稼働率も落ちたでしょう。私の場合は機動力重視なので、Ninja-400で正解だったと思います。
投稿情報: 安田 俊一 | 2005-08-15 00:15