ケンタウルスAと呼ばれ全天で一番明るい電波天体ですね。まあ銀河系は除きますが。三原さんの写真に触発されて掲載しました。
DSSの写真を載せますが、なんと短焦点屈折+デジタル一眼がほぼ互角で写ってます。NGC5128の描写では解像度はDSSのほうが高いようですが、カラーで潰れないでラチチュードが広く写っているのは驚異ですね。またNGC5128の極方面へこの銀河が広がりがかなりあるのが両方の写真で見ることが出来ます。これは眼視では感じませんでした。
まあ写真の素人の私がコメントするのはこれくらいにしときます。粗が分かってしまうので(^^;;
このNGC5128はオメガ星団よりほぼ真北に4度ほどの位置にあり、赤道儀であればオメガ星団を入れて北極星の方向に鏡筒を振れば簡単に見えてきます。
この天体を見るのは冬から春になりますが、新五合目が使えない季節なので、富士山西臼塚駐車場や粟倉駐車場で見ると、なさけないくらいの中心部近くの淡い銀河と暗黒帯がなんとか確認できるだけです。
南天が暗い場所では途端に迫力が増し、複雑な暗黒帯の様子が見え出します。これだけ迫力の暗黒帯が見えるのはNGC5128ならではでしょう。
またNGC5128の近くにはケンタウルス銀河団があり、銀河好きにはたまらない場所です。
写真では暗黒帯中央部に赤っぽいコアが明るく写っていますが、肉眼ではこのコアは殆ど見ることができませんでした(32cmと40cmドブ)。
投稿情報: トラ | 2005-08-15 20:08