はくちょう座α(デネブ)のすぐ傍にあるかなり大きな散光星雲で、天体写真の定番となっています。DeepSky天体として普通は覚えにくいNGCナンバーですが、これは一発で覚えられますね(^^)/
空の透明度が高いと肉眼でも十分見えます。肉眼で見える散光星雲は少ないのですが、その中でも最大のサイズです。他にはM42、M8、エータカリーナ星雲くらいでしょうか。かろうじてばら星雲、M17がなんとなく分かりますが、散開星団とダブって見えているので、それでボーッという感じですね。
一番、好きなのは短焦点屈折にOIIIやLPS-P2フィルタを付けて見た姿で、北アメリカ星雲の全景が視野に入りメキシコ湾の相当するあたりの暗黒星雲との境目はそれは見事です。それにしても吃驚するくらい北アメリカ南部の姿に見ていますね。他ニックネームはありえないくらいです。それにしてもオメガ星雲にしても、北アメリカ星雲にしても人間が創れないようなシュールな絵柄ですね。他にも馬頭星雲、ダック星雲など神々が意思を持って作ったそれも人間に合わせてと誤解しかねませんね。
Ninja-400でフィルタを付けてみると最低倍率でも局部のアップだけになります。やはりメキシコ湾の周りは秀悦です。またこのあたりは散開星団がダブってますので、非常に賑やかでその対比も見事です。
大好きな天体の一つです。空の暗い所なら肉眼でも確認できますし、防振双眼鏡で視野一杯に広がった北アメリカ大陸の眺めも素晴らしいと思います。短焦点の屈折を使った最低倍率で眺めると迫力がありますが、天頂ミラーを使うと裏像になってしまうのが悲しい。
投稿情報: 南八ヶ岳の住人 | 2005-09-23 13:42
裏像は私もダメです。結構ムリして直視で見ますが、ここはやはりEMSでしょうね。
特に北アメリカが裏になっているとすぐ気付きそうですね。
北アメリカ星雲のあたりは、散開星団も豊富で、双眼鏡や短焦点屈折では嬉しい場所です。シャープな望遠鏡で流したいですね。
投稿情報: 安田 俊一 | 2005-09-23 19:16
UHC等のフィルターを肉眼の前にかざしてみると、そこそこの空の暗さでも簡単に見えました。
投稿情報: トラ | 2005-09-25 00:37
そうそう、意外に良く見える対象なので、僕も肉眼でフィルターを手に持って見たことがありますし、屈折望遠鏡の低倍率で全体を見ると嬉しくなってしまう対象です。
ちなみに、私も裏像は苦手です。変光星で、このあたりにあるSS-Cygというのが大好きでよく観測していたのですが、一時、裏像でしか見れないような望遠鏡を手にしたことがあり、その時は、対象が何処にあるのか全く分からなくなってしまいました。
投稿情報: 舟田 雅夫 | 2005-09-25 09:47