もえる木星雲NGC2024
オリオン座の三ツ星の一番左の星であるオリオン座ζ(Alnitak)のすぐ東にあります。この星を望遠鏡で視野に入れると容易に見つけることが出来ます。この星のすぐ南には馬頭星雲B33がありますので、そちらが有名になってしまいこちらのほうが派手なのにあまり目立ちません。たぶんAlnitakからもっと離れていると、かなり立派なM17くらいに相当する星雲になっていたのだと思います。Alnitakが1.8等級の明るい恒星なので、Alnitakを視野から外してみるとかなり見やすくなります。
望遠鏡の口径が大きくなればなるほど細部が見えてきます。小口径ではなんとか3つに分かれた姿が分かりますが、Ninja-400では複雑な構造が見えてきます。この星雲にはOIIIフィルタが合いますが、全体で暗くなるので燃えている迫力はノーフィルタが一番です。ところで本当に星雲が燃えているわけではありません(^^;;;
アメリカではFrame Nebula(炎星雲)と呼ばれています。日本で木だと言われているのは明らかに天体写真からの影響ですね。言いえて妙ですね。