くじら座M77
くじら座の首のあたりにある明るい銀河です。このM77の周りには銀河団というより、かなり銀河が見えていて、さながら春のおとめ座銀河団のようです。M77はメシエが1780年12月17日にカタログに載せたのですが、その前にPierre Me'chainという人が10月29日に最初に発見しています。
M77は渦巻銀河((R)SA(rs))なのですが、Ninja-400では楕円銀河のように見えます。腕が淡く広がっているため、滲んだ感じはありますが、腕とは見えません。あの有名なロス卿は渦巻銀河14のリストの中の一つに加えていて、口径1mくらいあると渦状に見えるのかもしれません。
この銀河はセイファート(Syfert)銀河タイプ2に分類されています。中心核の活動が活発で明るくクエーサーまでは行かないもののかなり活動的な銀河のようです。明るくて丸いだけの銀河という印象ですが、研究対象としては面白い天体のようです。