JR最高地点で有名な野辺山です。標高は1400m。麦草峠に比べて標高が700mほど低くなりますが、視界の広さと、山特有の天候で麦草が使えない時に使っています。
甲府盆地の明かりが南の低い位置で気になりますが、その他の方向は概ね良好でM33も肉眼で確認できる空の暗さです。
昨晩は、久しぶりにNGC55、露座銀河団など高度が低い対象やNGC891、M天体、OⅢで網状星雲、北アメリカを眺めましたが、10cmの屈折では二重星団と火星が一番の印象でした。双眼鏡で眺めるM31も広く腕の部分が確認できるのでいいですね。限界等級ぎりぎりであるくじら座の小宇宙NGC779は確認できましたが、きりん座のNGC1560は見えているのか見えていないのか。帰宅後、写真と確認するとそれらしいのが見えていたような気はするのですが、これは見えなかったということに。同じきりん座の惑星状星雲NGC1501は小口径でも丸い姿と濃淡が確認できました。”天体観望のすすめ”で紹介されたIntegral Sign Galaxy(UGC3697)とステファンの五つ子はこの口径では(無謀であり(笑)、当然)不可能でした。この次は45cmで挑戦したいものですが、さていつ晴れてくれるやら。
南八ヶ岳の住人さん、こんにちは。
台風一過の空はかなり良かったようですね(^^)/
NGC1560はかなり淡い天体だったような。ドブでも難物だと思います。ステファンはどんなに良い空でも口径20cmは居るのでは。
富士山でのバックヤードオフ会では短焦点屈折で、カリフォルニア星雲、バーナードループをHβフィルタで見ました。大きくて淡い天体を炙り出すのも面白いですね。
投稿情報: 安田 俊一 | 2005-09-09 06:26
安田さん
おはようございます。天気予報では茅野、佐久市が一晩中快晴だったので、まずは麦草に向かったのですが、近づくに連れて雲量が多くなっていき...。時折、晴れ間から覗く天の川にはさすがにしびれましたが、あまりにも雲(といっても稜線に掛かる霧なのでこれさえなかったら満天の星空でした。)、仕方なく野辺山に引き返しました。野辺山の空も綺麗なのですが、さすがに標高差が700mもあると透明感が違います。麦草は再度リベンジです。
NGC1560は11.5等なので淡い期待をもって望んだのですが、やはり10cmには難しいのですね。OⅢ、5度の視野を使って久しぶりに眺めた網状星雲のループと60倍で背景を暗くした二重星団やNGC7789などの散開星団が美しかったです。Hβの対象はすっかり忘れてました(笑)。次回、眺めてみます。
投稿情報: 南八ヶ岳の住人 | 2005-09-09 10:54