冬の寒い時期に見ごろになります。どうしてメシエ天体に成らなかったのか不思議なほど明るい銀河です。ただNGC2403をスターホッピングで導入するのは難しいくらい目印の星々が見当たりません。
この銀河で特徴的なのは天の川ではないのですが、銀河系の星の多い領域にあるために、明るい星々が銀河の前に重なってみえることでしょうか。こういう銀河は少ないですね。距離は約980万光年ということであり、比較的ご近所の銀河であると言えます。銀河はフェイスオンとエッジオンの中間の角度で銀河円盤に対して45度くらいで見えています。
NGC2403はM81の銀河群に属しては居ますが、見かけの角度としてはかなり離れています。
この銀河は天文学的に貢献した銀河ということで、あまりに有名なハッブルの法則を見出すための対象となったりとか、渦巻銀河の回転速度と絶対光度のタリー・フィッシャー関係を見出した対象になった天体です。
私にとって象徴的なのは板垣さんが発見したタイプIIの超新星SN2004djでしょうか。かなり明るく11等級になりました。M51にも超新星が現れましたが、これほど明るくはなりませんでした。
最近のコメント