NGC5907はりゅう座にあるエッジオン銀河です。ほとんど真横から見ているため、非常に細く全天一とも言える細さです。銀河自体は渦巻銀河で等級も明るいため見栄えは最高です。ただ光度はそれほど明るいわけではないので、ドブソニアンの好対象だと思います。Sky-90をファインダとして併用していますが、Sky-90では存在が分かる程度です。銀河の視直径は12.9'x1.3'*であり、1/10の薄さの銀河円盤を持っていることになります。
*MegaStar5.0の表記
この銀河へのアプローチですが、私は北斗七星のひしゃくの柄の先にあるおおぐま座η(Alkaid)より、うしかい座の特徴的なうしかい座θが作る三角形から探します。小さな"や座"にように見える星列からM102を探し、そこから3つ並ぶ8等星より辿りつくパターンで導入しています。
この銀河はほとんど真横から見ているわけですが、NGC4565のようなバルジの膨らみがほとんどないのが特徴です。またNinja-400では暗黒帯はまったく分かりませんでした。DSSの写真ではかろうじて暗黒帯が見られます。
・NGC5907 11.1等
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