2005年8月6日、星と緑の創造センター(堂平天文台)に有志7名で行ってまいりました。
あいにく、ほぼ曇天のため、天体を導入してというわけに行かなかったのが極めて残念でした。そのため、見学会のほぼ99%の時間を機材の撮影会・記念撮影会・機材のご紹介といったことに充てました。
一瞬の晴れ間でM57を全員でちらりと見れたのが幸いでした。
機材の紹介・撮影に大変なお世話になりました鹿山さんを囲んで記念撮影もさせていただきました。
やはり、こういう大きな機材で直接天体を見る経験をしてみたいものです。目の前にしながらほとんど天体を見ることができなかったのが惜しい限りです。
ちなみに、予定の見学時間を終えて、埼玉県民の森に移動して観望会を行いました。
http://www.zenmori.org/hureai/sisetsu/11kenminnomori.html
こちらも雲が多くほとんど歓談会となってしまいました。途中から、鹿山さんも合流されて天文台談と観望会談とが交互に繰り返されました。
場所
〒355-0366
埼玉県比企郡都幾川村大字大野1853番地
TEL 0493-67-0130
運営:星と緑の管理委員会
事務局:都幾川村地域振興室(建具会館内)
〒355-0364
埼玉県比企郡都幾川村大字西平709番地
TEL 0493-67-0014 Fax0493-59-0131
有志7名の方々(自分を含む)からの感想・コメントを投稿していただくということで、ここでは現場写真のいくつかを紹介させていただくことに留めます。
91cm 本体 メンテスペースから撮影 (観測室床面より3mほど上)
91cm 本体 観測室床面から撮影
鹿山さんを囲んで
初めて、この地へ行きました。
夏休みの土曜日の夕方は道路が混むだろうと思ったことと、早めに着いて明るいうちに周囲をゆっくり見ようと思った。したがって、ナビでは2.5時間とあったが、家を出たのはその2倍の集合予定の5時間前。
ところがどっこい、道路混雑は【想定範囲外】。結局、現地到着は19時頃。なんと、4時間もかかってしまった。
到着した頃は木星も見え、快晴の空でした。ほとんど同時にトラさんも到着。
ちょうど日が沈んだばかりで、鹿山さんの案内で薄青空を背景に天文台の周囲をぐるり一回り。
それからしばらく皆が登って来るのを待ちながら、鹿山さんの案内で天文台の機材のご紹介を受けておりました。そうこうするうちに、予定していた方々は20時にはほぼ全員集合。
それから、望遠鏡を向けようと空を見上げるも、全天に渡って、無残な曇天に。晴れ間を待ちながら、ドーム内の機材紹介、鏡のめっき状態の紹介などなど、メンテスペースに上がっての撮影などなどこの望遠鏡の隅々までご説明していただきました。
色々とお話をお聞きすると、やはり晴天時にもう一度訪問してみましょうと言う話になり、次回の検討を。
いや、来る時は時間が掛かりましたが、この後移動した埼玉県民の森からの帰宅はほぼ2時間ちょいということでナビの予想通りでした。その後爆睡してしまったのは言うまでもありません。
では、次回を楽しみに心待ちにして。
投稿情報: 舟田 雅夫 | 2005-08-07 14:24
天文台の鹿山さん、石井さんには、大変お世話になりました。機材の大きさとともに保守の大変さも垣間見ました。
91cmイギリス式赤道儀のクランプを解除して、手動で主鏡裏のハンドルで鏡筒を操作したとき、手を離しても慣性で望遠鏡が動き続けていたのにはたまげました。
投稿情報: トラ | 2005-08-07 21:01
携帯電話は、docomoはダメ、auがアンテナ2本でした。Vodafoneは使えるそうです。
投稿情報: トラ | 2005-08-07 21:06
プロの機材を初めて間近に見ることができ、感動しました。
主鏡前には羽根絞りがついていて、70cmまで絞ることができるんですね。
最大有効径91cmなのですが、主鏡は96cmの直径があり、そのマージンを使って
周辺3箇所を表側からメタルプレートで押さえてあります。
アマチュアの望遠鏡であれば、確実に96cm鏡として使うのでしょうが、そのあたりが
贅沢という感じですね。
反射率50%という主鏡も、見た感じ反射率が落ちているようには
感じませんでした。50%というのは、副鏡と合わせてらしいです。
少し年季の入ったアルミの反射率が仮に80%として、0.8x0.8=64%
ですから、それよりはもうちょっと悪いのでしょう。
また、天気の良い日に伺いたいです。
投稿情報: かわの | 2005-08-08 00:59
怪獣映画に出てきそうなクラシックな印象が最高ですね。すごくアナログチックで感動しました。
50%に光量が落ちているときき、エッと吃驚。主鏡、副鏡とも思いのほか綺麗でしたので、普通のドブのミラーも反射率落ちているのかもしれないと、悩ましい感想を持ちました。
M57をなんとか見ましたが、光害の元でも結構見えるので、光量の余裕は感じましたね。バックが白くてもかなりハッキリ見えてました。出来ればオーストラリアで見てみたいですね。
ただどうしてもF18で低倍率が出せないそうですので、見れる対象が視直径の小さなものに限られてしまうので、そこが厳しそうです。250倍くらいでしたっけ、見かけ視野50度として0.2度ほどなのでM51を例に挙げると、大きさが10.3'x8.1'で、ほぼ視野に収まるくらいですね。ちなみにM81になるとはみ出してしまいます(27.1'x14.2')。恐るべしですね!!!
投稿情報: 安田 俊一 | 2005-08-08 02:24
先日はお世話になりました。
反射率50%は本当のようです。
実は京都の某望遠鏡メーカーに問い合わせたところ
鏡については特にドブソニアンやシュミカセのものは
実際測定してみると宣伝とぜんぜん違うそうです。
95%とかうたっているものも新品で実際は80%くらいが多かったそうです。つまり、80×80=64%
やはりある程度使ったものは主・副合わせて50%程度だったそうです。
その会社の技術者いわく「今までまともな鏡は木部鏡とか2,3枚しかみたことないよ。」でした。
また、あの91cm鏡は傑作品だそうで、M57とか球状星団については最近のmクラスのアメリカ鏡を使った大型望遠鏡をもってしてもあそこまで見えないそうです。
投稿情報: 鹿山尚良 | 2005-09-17 10:56
鹿山さん、先日はどうもありがとうございました。大変面白い経験をさせていただきました。
今度は空の状態が良いときにまたチャレンジさせてくださいm(__)m
反射率95%のミラーって眉唾ものかと思ってましたが、これからは本当に唾付けて見ないと行けないですね。
これからだとM42のトラペジウムあたりのクローズアップとか、M76とか、M33野中のNGC604とか、NGC891とか結構楽しめそうなDeepSkyもありますよね。また宜しくお願いします。
投稿情報: 安田 俊一 | 2005-09-19 03:22