2005-10-09

M33 (写真)

05年10月1日、富士山富士宮口新五合目で撮影。

PENTAX 125SDHF+0.72倍リアコンバータ(合成F4.6、合成fl 567mm)+LPS-P1フィルター+Nikon D70
感度:ISO800  露出:5min×4枚コンポジット
RAPにてダーク補正、トーンカーブ補正、カラーバランス補正等
星雲付近をトリミングして横800PXLにリサイズ

051002m33800x600pxl

やはり赤(Hα)が出ませんね。銀塩のコダックE100とかE200フィルムだと点在するH2領域がバッチリ写ったのですが。
トリミングしてリサイズだとかなりの拡大率になりアラが目立ってしまいます。

さんかく座銀河M33(写真)

05年10月6日、富士山富士宮口新五合目で撮影。

大きい天体なので短焦点でも写真映えします。

051006_m33_5minx6

NFD300mmF2.8L+純正FD-EOSコンバータ(x1.26倍、378mm)+EOS20Da
感度:ISO800 絞り:F4 露光:5MINx6枚コンポジット
全体を50%縮小後、600x400pixelにトリミング

2005-09-03

M33

超メジャー天体のさんかく座にあるM33です。透明度の良い最高の条件の場所であれば、肉眼で確認できます。さすがに直視では見たことがありませんが、そらし目では富士山新五合目で確認できました。ボーッとした存在が分かる程度です。

Ninja-400で見てみると、大きく銀河の腕が2本見えるのとほかにも渦を巻いているのが良く分かります。またHII領域の存在や、大きな散光星雲であるNGC604が確認できます。ハッブル宇宙望遠鏡の写真でも有名になりました。ノーフィルタよりもアイダスLPS-P2フィルタを掛けると一層分かりやすくなりますし、OIIIフィルタならバッチリです。
倍率を上げてみても面白いですね。よその銀河でこれだけハッキリした散光星雲が見えるのは感動ですね。それだけ遠方でも大きくみえているということは、銀河系のローカルグループでも有数な散光星雲ということです。

ハッブル宇宙望遠鏡の写真を見ると、大マゼラン雲の中にあるタランチュラ星雲を思い出させます。複雑に暗黒星雲が入り組んだ様はまさに異様でグロテスクですね。

M33はフェイスオンで渦巻きを直接こちらに見せているので、空が悪いとテキメンに見栄えが悪くなります。市街地で見ると情けなすぎる姿です。ぜひとも良い空で見てみたい天体ですね。

M31には球状星団が200個以上カウントされていますが、M33にはほとんど見られません。銀河系はM31ほど大きくなく、M33に近いようですが、球状星団が少ないのはどういう理由なのでしょうか。不思議ですね。

ハッブル宇宙望遠鏡でのM33とNGC604
96-27


M33のDSS写真

M33