NGC5139ですが、通称オメガ星団とかオメガケンタウリとか言われていて、望遠鏡が発明されるまでは恒星(オメガ)と思われていたものです。
この星団はもう15年以上前に、富士山で見たのが最初だと記憶しています。6,7年前に富士山の日本ランド近くで見たときには初めて肉眼で見れましたが、そのときは凄く透明度の良い晩でシーイングはまあまあでしたが、なにせ低空にしかみれないので、グニョグニョ蠢いていて気持ち悪いのが第一印象でした。
この星団はなにせ視直径で1度もあり、以下のDigital Sky Servey(DSS)の写真ではかなり巨大に写っています。S&Tによると大昔、矮小銀河であって星やガスが抜けたものとの解説があったのですが、なにせ他の球状星団とは格が違います。実際に望遠鏡で見える範囲は月くらいの視直径ですが、M13の倍くらいはあり、迫力満点です。
オーストラリアに今まで3回行きましたが、とにかくこの星団は強烈の一言でした。Ninja-320とNinja-400で見ましたが、いったい視野の中に幾つ星が見えているか分からないくらい星が見えて、素晴らしい眺めでした。あまりにじっと見ていたもので、旅行の疲れもあり、あまりに多くの春雨の先が光って集まっているように見えて、もうビョーキですね。
中心近くにCを逆にしたように抜けて見える部分が印象的です。とにかくこの星団を見に行くためだけにでも南天に出向く価値はありますよ。ホント。