2005-08-15

NGC5128

ケンタウルスAと呼ばれ全天で一番明るい電波天体ですね。まあ銀河系は除きますが。三原さんの写真に触発されて掲載しました。
DSSの写真を載せますが、なんと短焦点屈折+デジタル一眼がほぼ互角で写ってます。NGC5128の描写では解像度はDSSのほうが高いようですが、カラーで潰れないでラチチュードが広く写っているのは驚異ですね。またNGC5128の極方面へこの銀河が広がりがかなりあるのが両方の写真で見ることが出来ます。これは眼視では感じませんでした。
まあ写真の素人の私がコメントするのはこれくらいにしときます。粗が分かってしまうので(^^;;

このNGC5128はオメガ星団よりほぼ真北に4度ほどの位置にあり、赤道儀であればオメガ星団を入れて北極星の方向に鏡筒を振れば簡単に見えてきます。
この天体を見るのは冬から春になりますが、新五合目が使えない季節なので、富士山西臼塚駐車場や粟倉駐車場で見ると、なさけないくらいの中心部近くの淡い銀河と暗黒帯がなんとか確認できるだけです。
南天が暗い場所では途端に迫力が増し、複雑な暗黒帯の様子が見え出します。これだけ迫力の暗黒帯が見えるのはNGC5128ならではでしょう。

またNGC5128の近くにはケンタウルス銀河団があり、銀河好きにはたまらない場所です。

NGC5128

NGC5128

NGC5128(ケンタウルスA)

2005年6月のオーストラリア遠征のとき撮影しました。

日本からだと75mm屈折でここまで写らないですね?

中央の赤い部分は眼視ではほとんど見えませんでしたが、写真では良く写っています。

星雲の部分をトリミングしてあります。

L_NGC5128

Canon EOS 20Da ISO800

Pentax75SDHF F.L. 500mm

直焦点 露出5分×4

Takahashi P2Zノータッチガイド

2005-07-19

ω星団

NGC5139

Canon EOS 20Da ISO800
Pentax75SDHF FL500mmF6.7

直焦点 露出3分×1
2005/06/05 23:51

オーストラリア Coonabarabran

NGC5139

2005-07-18

オメガ星団

NGC5139ですが、通称オメガ星団とかオメガケンタウリとか言われていて、望遠鏡が発明されるまでは恒星(オメガ)と思われていたものです。

この星団はもう15年以上前に、富士山で見たのが最初だと記憶しています。6,7年前に富士山の日本ランド近くで見たときには初めて肉眼で見れましたが、そのときは凄く透明度の良い晩でシーイングはまあまあでしたが、なにせ低空にしかみれないので、グニョグニョ蠢いていて気持ち悪いのが第一印象でした。

この星団はなにせ視直径で1度もあり、以下のDigital Sky Servey(DSS)の写真ではかなり巨大に写っています。S&Tによると大昔、矮小銀河であって星やガスが抜けたものとの解説があったのですが、なにせ他の球状星団とは格が違います。実際に望遠鏡で見える範囲は月くらいの視直径ですが、M13の倍くらいはあり、迫力満点です。

オーストラリアに今まで3回行きましたが、とにかくこの星団は強烈の一言でした。Ninja-320とNinja-400で見ましたが、いったい視野の中に幾つ星が見えているか分からないくらい星が見えて、素晴らしい眺めでした。あまりにじっと見ていたもので、旅行の疲れもあり、あまりに多くの春雨の先が光って集まっているように見えて、もうビョーキですね。

中心近くにCを逆にしたように抜けて見える部分が印象的です。とにかくこの星団を見に行くためだけにでも南天に出向く価値はありますよ。ホント。

NGC5139