2005-08-26

ペガスス座の惑星状星雲 : NGC7094

Magnitude: 13.4
RA: 21h 36m 53s
Dec: +12°47' 22"

Size: 1.6 x 1.6
中心星 13.6 等

星図中、中央の星の周りにとても淡く、1'強の円状に写っています。
中心星は間違いなく見えるのですが、星雲部分を見るにはFilterが必須でしょう。

M15の2°ほど東なので、場所と中心星を見つけるのは容易です。

M15の中にある惑星状星雲にチャレンジした後はこちらで骨休めをして見ましょう。

ngc_7094

ngc_7094n

2005-08-14

ペガスス座の惑星状星雲 : Jones 1

RA: 23h 35m 00s
Dec: +30°30' 00"

12.1等
Size 6'+5'
NGC 7293 Helix よりも淡い。かなり大きいがドーナツ状には見えない。ドーナツの北1/4と南1/4がそれぞれ辛うじて見える。フィルターをつけて視野を少し振る感じでないと見つけられないかも。写真でも同様だと思います。

DSSではほとんど写っていないので、実際にどの辺りに見えるかをファインディング用星図としてつけました。ピンクのボヤッとした辺りに見えます。最初は僕の37cmでは見えなくて、安田さんの40cmで見えた後に、場所が分かって、僕のでも確認できました。フィルタ無しでは全く見えませんでした。

jones_1




















jones_1_finder

2005-08-11

アインシュタインの十字 : QSO 2237+0305

22h 40m 30.3s
+03°21' 31.0"

QSO 2237+0305
まだ見たことないのですけど、ギリギリで見えそうな明るさです。
Einstein Cross

qso22370305

2005-08-10

ステファンの5つ子

NGC7331を書くとすると次はステファンの5つ子(Stephan's Quint)を書かないわけにはいきませんね。Hickson92とも呼ばれていて重力で関係する銀河が4つ近接しています。全天でもそこそこ明るい銀河が4つも集まっている例は少ないです。NGC7320はたまたま同一方向に見えているだけで、後の4つとも縁もゆかりも無いそうです。

各天体の等級は以下のとおりです。
・NGC7317    13.6等
・NGC7318A  14.3等
・NGC7318B  13.9等
・NGC7319    13.1等
・NGC7320    13.2等

光度としてはかなり近いものがあります。5つ子たる所以でしょうか。
私がこの天体を最初に見たのはもう9年ほど前にNinja-320で富士山須走五合目で見ました。それから何回もNinja-320で見ていますが、どう見ても4つまでしか見えずNGC7318AとBが分離して見れなかったのです。Ninja-400を購入して真っ先にこの天体を見たところ、綺麗に銀河のコアが見えて初めて5つの銀河を確認できたのです。
Ninja-320と400の口径差を初めてハッキリ確認できた天体でもあります。

今ではドブの対象としてかなり有名になりました。淡い米粒のように見えてなかなか味わいがあります。ぜひ大口径で見てみたい天体でもありますね。

ちなみにNGC7331のほんの0.5度南西に離れた場所にありますので、導入はNGC7331を見つけると意外と簡単です。透明度の良い暗い空であれば、ちょっと視野を振るだけで簡単に淡い天体が集まるボーッとした領域が分かるハズです。ぜひ200倍以上で見てみると良いと思います。倍率が高くても結構見えますし、NGC7318A,Bに分離せず5つ子には見えませんよ。

NGC7331とステファンの5つ子
(青の円は0.5度の視野)

Stephen

ステファンの5つ子 拡大写真

Stephen1

2005-08-08

NGC7331と伴銀河群

ペガスス座にある銀河です。
この天体のすぐ傍、0.5度ほど南西には有名な"ステファンの5つ子"があります。この銀河自体かなり明るく立派なもので、メシエ天体になってもおかしくないほどの天体です。等級は9.4等で、姿は超有名なアンドロメダ銀河をそのまま小さくした風です。ミニアンドロメダとでも呼びたいくらいですね。

この銀河には割りと明るい伴銀河群があり、特徴的な三角形の星の並びの傍にNGC7335(14.4等)、NGC7337(15.2等)、NGC7340(14.7等)の3つが見えます。Ninja-320で良い空であればかろうじてそらし目で見える感じで、Ninja-400ではさらに確実に見えました。
空の状態が少しでも悪くなると、まったく見えなくなるため、空の状態のバロメータに使ったりしていました。
他にも近くには銀河があるのですが、天体が暗いためか見れたことはありません。

この銀河を見るのは200倍くらいで迫力満天で見てみたいですね。まさにアンドロメダ銀河を30倍くらいで見ている雰囲気になります。

NGC7331

2005-08-04

ペガスス座の球状星団 : M15 の中にある惑星状星雲 : PEASE1

ペガスス座のM15は綺麗な球状星団の一つですが、この中に惑星状星雲 Pease 1があります。これは、いくつか球状星団の中にある惑星状星雲のうちでは一番見つけやすく綺麗な一つでしょう。

37cmで300倍前後、フィルターを付けて最初に見つけるには30分以上かかりました。
2度目以降は直ぐに見つけられるようになりました。というぐらいに比較的見やすい対象です。

Equatorial 2000:
21h 29m 59s 
+12° 10m 27s

HSTの写真の上部左寄りに見えるピンクのまゆ状がPiease1です。
2000-25-a-large_web