2005-10-01

Nova Sct 2005

たて座に新星が発見されました。
星図を小さくすると分かりにくくなるので、オリジナルを別サーバーに置いておきます。
18h 32m.1
-06°43'.6 (J2000.0).

9/29の撮像データによれば10.3等級とのこと

2005-08-30

SN2005dp in NGC5630

vsolj-news 144 によれば、山形県にお住まいの板垣公一さんが今年に入って4個目の超新星を発見されました。
発見時8/27.48UT 16等級、8/5には19等級以下とのことです。
    赤経  14時27分36.62秒
    赤緯 +41度15分15.0秒 (2000年分点)

重力崩壊型の極大近くと推測されていて、この後の光度変化の追跡と、分光によるタイプ決定が望まれています。

下に、十字マークで超新星の位置をプロットします。
SN2005dp

2005-08-26

わし座のダイヤモンドリング星雲 : Abell 70、PK38-25.1

Magnitude: 14.3
RA: 20h 31m 34s
Dec: -07°05' 49"

Size: 0.7 x 0.7
Diamond Ring の愛称があります。星雲の北側の辺が明るいのでこのような名前が付けられたものと想像します。
中心星は18.3等だから写真では写っていますが、見えないでしょう。
近くに明るい星が無いので、見つけるのは大変かも。僕もまだ見たことがありません。ダイヤモンドリングは皆既日食だけのものと思っていたので、興味津々です。ただし、明るさが37cmの極限に近いので見つけられるかどうか不安です。見たことがある人の話を聞いたことが無いので、何とか自分で見なくてはと思います。

abell_70

ペガスス座の惑星状星雲 : NGC7094

Magnitude: 13.4
RA: 21h 36m 53s
Dec: +12°47' 22"

Size: 1.6 x 1.6
中心星 13.6 等

星図中、中央の星の周りにとても淡く、1'強の円状に写っています。
中心星は間違いなく見えるのですが、星雲部分を見るにはFilterが必須でしょう。

M15の2°ほど東なので、場所と中心星を見つけるのは容易です。

M15の中にある惑星状星雲にチャレンジした後はこちらで骨休めをして見ましょう。

ngc_7094

ngc_7094n

はくちょう座の惑星状星雲 : Humason 1-2(Hu1-2) 、PK 86-8.1

Magnitude: 12.7
RA: 21h 33m 07s
Dec: +39°38' 21"

Size: 0.1 x 0.1
中心星 13.3 等

M27を小さくしたようなBipolar Planetary です。僕は未だ見たことが無いのですけど、中心星も見えるそうです。
近くに明るい星が無いせいで、とても見つけにくいでしょう。

humason_12

2005-08-24

エリダヌス座の惑星状星雲 : NGC1535

Magnitude: 9.6
RA: 04h 14m 16s
Dec: -12°44' 20"

Size: 0.8 x 0.8
中心星 12.2 等

とても明るくて大きくて中心星も見やすい惑星状星雲の一つです。
中心星と思ってきているのが実は中心星ではなく中心部の単に明るい部分だったらどうしましょ。迷うときには思い切り倍率を上げて確認するのが中心星を見るときのコツです。また、惑星状星雲自体も小粒のものが多いので、見るときには200倍以上かけるのが普通と思ってみると良いと思います。シーイングが良いときにはもっと倍率を上げて300倍以上で見るようにしたら濃淡や中心星の存在や諦めていた構造が見え始めます。

これだけ明るくて美しく、中心星も楽しめる惑星状星雲って少ないと思うのですが、愛称も無く、割と知られていませんよね。どうしてでしょうね?。もっと啓蒙活動しなくちゃいけないのでしょうかね?。多くの写真が露出オーバーで、構造が分かるような写真になっていませんが、同心円状濃い部分(ドーナツ部)と薄い部分があって結構いける対象だと思うのでした。

Kimata さんからのお知らせで、Cleopatra's eye(クレオパトラの瞳) という愛称があるとのことでした。

ngc_1535

2005-08-23

ぎょしゃ座の惑星状星雲 : IC2149

Magnitude: 10.6
RA: 05h 56m 24s
Dec: +46°06' 19"

Size: 0.6 x 0.6
中心星 10.5 等

割と簡単に中心星を見ることができます。この辺りには余り惑星状星雲が無いので、貴重な存在。倍率を上げて見ると、落花生のように少し伸びた楕円形であることが分かります。
また導入もMenkalinanの直ぐ傍なので超簡単でしょう。

ic_2149

2005-08-22

オリオン座の惑星状星雲 : NGC2022

Magnitude: 11.6
RA: 05h 42m 06s
Dec: +09°05' 12"

Size: 0.7 x 0.7
中心星 15.2 等

とても可愛らしい形なんだけど、中心星は見えなかった。
オリオン座のベテルギウスとメイサのちょうど中間くらいで探し易い位置ではあるけど、フィルターを付けて探さないと見つけることはできない。

ngc_2022

2005-08-21

おうし座の惑星状星雲 : NGC1514

Magnitude: 10.9
RA: 04h 09m 17s
Dec: +30°46' 35"

Size: 2.2 x 2.2
中心星 9.4 等

とても明るく、大きく、中心星も楽しめる惑星状星雲です。

惑星状星雲で有名な対象ではないのですが、何故有名にならないのか不思議なくらいに比較的小さな口径の望遠鏡でも楽しめる対象です。クリスタルボールというような細かな構造までは見えませんでした。

Crystal Ball Nebula の愛称があります。

ngc_1514

ペルセウス座の惑星状星雲 : IC351

Magnitude: 11.9
RA: 03h 47m 33s
Dec: +35°02' 50"

Size: 0.3 x 0.3
中心星 15.0 等

明るい惑星状星雲です。倍率を上げても構造は見えてきません。また、中心星も見えてきません。ただし、この辺りを見るときの気候が悪いのかシーイングの良い晩にめぐり合ったことが無いので、もっと倍率を上げると何かが見えてくるのかもしれません。

ic_351

ペルセウス座の惑星状星雲 : IC2003

Magnitude: 11.4
RA: 03h 56m 22s
Dec: +33°52' 32"

Size: 0.3 x 0.3
中心星 15.3 等
すぐ南西(18")に12等星の恒星があります。

明るく綺麗な惑星状星雲です。小さいせいか構造まで良く見えません。もちろん中心星は見えたことがありません。

ic_2003

2005-08-20

UGC 3697 : Integral sign galaxy

UGC  3697
Magnitude: 12.9
RA: 07h 11m 24s
Dec: +71°50' 00"

Size: 3.5 x 0.3

Integral sign galaxy

一度だけしか見たことがありませんが、写真のように曲がった感じには見えず、直線状でした。

pgc_20348

2005-08-19

きりん座の惑星状星雲 : NGC1501

Magnitude: 11.5
RA: 04h 06m 59s
Dec: +60°55' 17"

Size: 0.9 x 0.9
中心星 14.4 等

星雲自体が淡いせいか、中心星は比較的見易い方だと思います。太いリング状ないしは、中心だけが抜けたような形に見えます。その抜けたところに中心星が見える。

ngc_1501

カシオペヤ座の惑星状星雲 : IC289

Magnitude: 13.2
RA: 03h 10m 19s
Dec: +61°19' 03"

Size: 0.8 x 0.8
中心星 16.8 等

綺麗な円形です。中心星、写真では綺麗に写っていますけど、この明るさじゃ見えませんね。

ic_289

2005-08-18

ペルセウス座の惑星状星雲 : M76 小あれい星雲 NGC650

Magnitude: 10.1
RA: 01h 42m 18s
Dec: +51°34' 17"

Size: 3.1 x 3.1

こぎつね座のあれい星雲M27を小さく暗くした感じの星雲。1780年にドイツのメシャンが発見したもので、メシエも同じ年に見ている。中心星は17等星で、この星から発せられる紫外線によって輝いている。距離 8180光年とのこと。写真などで見ると双極ジェット風の姿をしているけど、眼視ではそこまでは見えたことが無い。双極ジェットの解説の時には必ずといって良いほど引き合いに出される対象だから眼視で、もう少し見えてくれると良いのですけど。さそり座のNGC6302の方がM76よりも双極ジェットの感じを強く受けます。

messier_076

アンドロメダ座の惑星状星雲 : NGC7662 Blue Snowball 青い雪だるま

Magnitude: 8.3
RA: 23h 25m 54s
Dec: +42°32' 08"

Size: 0.6 x 0.6

青い雪だるまという愛称で有名なNGC7662です。

30cm以上で500倍くらいの倍率で見ると、二重のドーナツ構造のような感じが見えてきます。雪だるまという表現よりはふわふわボールという感じがします。
真ん中が少し周囲よりも暗い様子が見えると思います。

とても明るいので、色も緑っぽい青に見えると思います。秋の惑星状星雲はこれからスタートでしょう。

ngc_7662

へびつかい座の球状星団 : Palomar 15

Magnitude: 14.2
RA: 16h 59m 54s
Dec: -00°32' 00"

Size: 4.2 x 4.2

palomar_15

ヘルクレス座の球状星団 : Palomar 14

Magnitude: 14.8
RA: 16h 11m 06s
Dec: +14°57' 00"

Size: 2.1 x 2.1

これは暗くて小さくてかなり手ごわい球状星団です。

palomar_14

や座の球状星団 : Palomar 10

Magnitude: 13.2
RA: 19h 18m 12s
Dec: +18°34' 00"

Size: 3.5 x 3.5

コートハンガーの2°ほど南ですので見つけやすい。

palomar_10

いて座の球状星団 : Palomar 8

Magnitude: 11.2
RA: 18h 41m 30s
Dec: -19°49' 00"

Size: 4.7 x 4.7

M25の2°程東にあります。

palomar_8

2005-08-17

球状星団 Palomar 9 いて座 : NGC 6717

RA: 18h 55m 06s
Dec: -22°42' 00"

Size: 3.9 x 3.9
9.2等

これもPalomar の中では導入簡単な部類でしょう。いて座σの北4°といったところです。

palomar_9

球状星団 Palomar 7 へびつかい座 : IC 1276

RA: 18h 10m 46s
Dec: -07°12' 40"

Size: 8.0 x 8.0
10.3等
Palomar 7 : IC 1276
直ぐ近くにNGC6539・NGC6517というほぼ同程度の大きさ、明るさの球状星団が並んでいます。3個を同一視野に入れるには2.5°ほどの視界が必要なので、短焦点屈折などでご覧になると、小粒の球状星団3個が同時に見えると思います。

palomar_7

球状星団 Palomar 5 へび座

Palomar シリーズ第2弾は、2番目に大きなものとして、Palomar 5と7を立て続けにアップします。まずは、5 です。

RA: 15h 16m 06s
Dec: -00°07' 00"

Size: 6.9 x 6.9
11.8等

これも、散開星団と見間違えそうな感じです。
有名で美しい球状星団であるM5を見たら、それの直ぐ南2°に位置していますので、導入は超簡単でしょう。

palomar_5

球状星団 Palomar 11 わし座

球状星団 Palomar シリーズ15個の紹介を開始したいと思います。
その1番目はシリーズ15個の内、大きく明るい Palomar 11  にします。

RA: 19h 45m 18s
Dec: -08°02' 00"

Size: 3.2 x 3.2
11.9等

これが球状星団かしら? と思えるほど Palomar シリーズは皆まばらに思えます。
NGC6818のちょうど6°北にあるので、これを見たときの倍率のまま北へ6°移動できる赤道儀だと導入が楽です。ドブソニアンだとそうはいかないけど、4°程離れたところにある二つの6等星のちょうど中間に位置しているので、ファインダーによる導入はそれほど難しくありません。

星図中、球状星団の右上にある明るい星は8.6等ですので、目印になります。

palomar_11

2005-08-16

いて座の暗黒星雲 : B86 : Ink Spot

いて座のNGC 6520のすぐ西にある暗黒星雲 B86 :  Ink Spot と呼ばれています。
とてもくっきりしているので、初めて暗黒星雲を見る方には優しい対象です。

   
18 02.7-27 50

双眼鏡や小口径望遠鏡でも存在は確認できます。
散開星団が近くにあるせいでよりはっきりと見える気がします。

この辺りには暗黒星雲が幾つもあるのですが、一般的な星図にはあまり出ていないのであまり知られていないようです。自身もKimataさんに言われるまで探そうとさえしたことがありませんでしたが、それを機に、この辺りの暗黒星雲を幾つか探して辿った事があります。ただ、星雲は星雲でも何も見えないで星雲と呼ぶのは抵抗があります。

dark_b86

2005-08-15

みずがめ座の惑星状星雲 : NGC7293 : らせん状星雲 : Helix Nebula

RA: 22h 29m 38s
Dec: -20°50' 11"

Size: 17.6 x 17.6
7.3等、中心星13.5等
らせん状星雲・Helix Nebula
いわずと知れたですね。とても大きいのですが、眼視では淡いためにフィルターを付けて部分部分を拡大しつつ視野を動かしながらご覧になるとその細部が複雑なんだって分かってきます。眼視では中心が抜けたように見えるのですが、写真では中心部にも薄く見えるという点も写真とは違う感じ方になるのでしょう。惑星状星雲は思い切り倍率を上げても銀河ほど見えにくくならないので、躊躇せずに倍率を上げてみることをお勧めします。(表面輝度は大抵かなり明るい)

ngc_7293

みずがめ座の惑星状星雲 : NGC7009 : 土星状星雲

RA: 21h 04m 11s
Dec: -11°21' 47"

Size: 0.6 x 0.6
8等、中心星11.5等
土星状星雲 Saturn nebula
明るくって直ぐに見つかります。比較的低倍率でも土星の輪にあたるヒゲの部分が見えます。拡大してもこのヒゲは消えないので拡大してみると、いかにも土星状って感じが伝わってきます。青い感じが見えるのも本体が明るいおかげですね。土星は青くないからその点で惑星状星雲の色は独特ですね。

ngc_7009

くじら座の惑星状星雲 : NGC246

RA: 00h 47m 03s
Dec: -11°52' 17"

Size: 4.1 x 4.1
10.9等、中心星11.9等

大きくていびつで、ところどころ擦れていて、見ていて飽きない変な形です。

少し淡いので倍率を上げ過ぎると複雑な構造が見えなくなってしまいます。比較的大きな惑星状星雲ですので、倍率はそこそこで抑えて、300倍程度止まりにすると良いと思います。

いびつな構造を見ることができます。ちょっと見ではところどころに穴が開いたような感じに見えました。

ngc_246

へびつかい座の惑星状星雲 : NGC6309 : BOX Nebula

RA: 17h 14m 04s
Dec: -12°54' 37"

Size: 0.3 x 0.3
11.5等 、 中心星 14.4等
Box nebula
て さんのお誘いに乗りまして、ご紹介です。なぜBoxと呼ばれるのか分からない。

倍率を上げて見ても写真のようなひげは見えないし、ヒゲが見えたとしてもひげとBoxの関係が分からない。長方形っぽく見えるのですけど。中心星を見たことは有りません。ただ、倍率を上げると南北に少し濃さが違う構造が見えてきます。どっちが濃かったか忘れました。(^^ゞ
M2-9 バタフライの直ぐ傍ですよね。

ngc_6309

2005-08-14

白鳥座の惑星状星雲 : PK 93-2.1 : m1-79

RA: 21h 37m 00s
Dec: +48°56' 00"

Size: 0.6 x 0.5
13.2等

つい先日、惑星状星雲のMLで綺麗な写真の公開があったばかりで、
http://carl_9.tripod.com/m_1-79.html
見たことが無いので、ぜひこの機会に見ておきたいと思いました。

これも、魅惑的な対象が多い白鳥座とケフェウス座の間辺りにあります。
散開星団M39と1°も離れていないのでM39を見つけれるのでしたら楽勝かと思います。

淡そうですのでフィルターをつけて探した方が良さそうです。
pk93-2

ペガスス座の惑星状星雲 : Jones 1

RA: 23h 35m 00s
Dec: +30°30' 00"

12.1等
Size 6'+5'
NGC 7293 Helix よりも淡い。かなり大きいがドーナツ状には見えない。ドーナツの北1/4と南1/4がそれぞれ辛うじて見える。フィルターをつけて視野を少し振る感じでないと見つけられないかも。写真でも同様だと思います。

DSSではほとんど写っていないので、実際にどの辺りに見えるかをファインディング用星図としてつけました。ピンクのボヤッとした辺りに見えます。最初は僕の37cmでは見えなくて、安田さんの40cmで見えた後に、場所が分かって、僕のでも確認できました。フィルタ無しでは全く見えませんでした。

jones_1




















jones_1_finder

2005-08-13

はくちょう座の惑星状星雲 : NGC 7027

RA: 21h 07m 02s
Dec: +42°14' 12"

Size: 0.9 x 0.9
8.5等ととても明るいので直ぐに見つかります。

ngc7027

こぎつね座の惑星状星雲 : NGC6842

RA: 19h 55m 02s
Dec: +29°17' 23"

Size: 0.9 x 0.9
13.1等、中心星16.0等

割と大きな惑星状星雲です。1°ほど西に散開星団 : NGC6834があります。
有名なM27を見たあとに立ち寄ってみては如何でしょうか?

ngc_6842

2005-08-11

アインシュタインの十字 : QSO 2237+0305

22h 40m 30.3s
+03°21' 31.0"

QSO 2237+0305
まだ見たことないのですけど、ギリギリで見えそうな明るさです。
Einstein Cross

qso22370305

白鳥座の惑星状星雲 : NGC6826 まばたき星雲 Blinking Nebula

RA: 19h 44m 48s   
Dec: +50°31' 32"

Size: 0.6 x 0.6
中心星10.4等

Blinking Nebula と呼ばれています。
白鳥座の惑星状星雲の中では一番見栄えがある対象と思います。
ngc6826

白鳥座の惑星状星雲 : m1-92

白鳥座の惑星状星雲です。

RA: 19h 36m 18s   
Dec: +29°33' 00"

size 0.1'×0.3'
11.7等
Footprint Nebula (mはMinkowskiの略です。)

m1-92

白鳥座の惑星状星雲 : NGC7008

RA: 21h 00m 33s   
Dec: +54°32' 38"

size 1.4'

二つの明るい星がくっついていて中心星も12.3等と比較的明るく見えます。
Fetus Nebula と呼ばれています。

写真でもよく見かける対象ですね。
天頂近くを通るのでドブソニアンや経緯台では探しにくいかも。

ngc7008

白鳥座の散光星雲・散開星団 : IC5146

RA: 21h 53m 24s   
Dec: +47°16' 00"

size 10'
Cocoon Nebula

白鳥座で有名な まゆ星雲・Cocoon Nebula です。写真で見るととても綺麗なんだけど、望遠鏡で見ると写真ほどには見えなくて(当たり前でした)ちょっとがっかりします。でも、期待感が強い分損しているだけで、やっぱり綺麗なんだよね。(^^ゞ

ic_5146

へびつかい座の惑星状星雲 : NGC6572

RA: 18h 12m 06s   
Dec: +06°51' 15"

size 0.3'

とても明るい惑星状星雲で、8.1等です。
中心星は13.6等ですが、本体が明る過ぎて中心星を見たことはないと記憶しています。記憶力が劣化しているかも。(^^ゞ

Emerald Nebula と呼ばれており、とても綺麗な青色(写真)。

ngc6572

ヘルクレス座の惑星状星雲 : IC4593

RA: 16h 11m 44s   
Dec: +12°04' 19"

ヘルクレス座のこじんまりとした惑星状星雲です。
比較的明るく 10.7等、中心星も明るく 11.0等で良く見えます。
size 0.7'
White-Eyed Pea Nebula と呼ばれているようです。

このような中心星が良く見える対象は少ない気がします。

ic4593

2005-08-09

白鳥座の惑星状星雲 CRL2688 : Egg Nebula

21h 02m 18.7s
+36°41' 38"


白鳥座に比較的最近(1996年)発見された惑星状星雲です。
14等級で、距離は3,000光年

ハッブルの写真で一躍有名になりました。

Butterfly Nebulaと良く似ています。
egg_hubble

crl_2688

2005-08-06

ヘルクレス座の球状星団 : M13と隣接する銀河

超メジャーなので今さらって感じかもしれませんが、球状星団の周りに幾つかの銀河があって、同一視野に見える時って、安田さんが散開星団と銀河のナイスペアのところで紹介していたように、距離感から、宇宙の奥深さを知ることができて感激ものです。

M13とNGC6207はたぶん、30cm程度の口径があれば見えると思いますが、M13とNGC6207の中間に見えるIC4617は15.2等なので、40cm以上の口径であれば見えるかもしれません。僕はIC4617を見たことがありません。

これはメジャー過ぎるくらいだから座標データは無しでもかまいませんよね。

m13_NGC6207

2005-08-05

こぎつね座の散開星団 : NGC6802 と The Coat Hanger

こぎつね座にある双眼鏡での好対象、The Coat Hanger と 隣接する散開星団 NGC6802
The Coat Hanger は先に紹介した The Mini Coat Hanger : ミニ・コートハンガー の本家で、恐らくこちらの方は多くの皆さんがご存知の対象です。

NGC 6802
Equatorial 2000:
RA: 19h 30m 36s   
Dec: +20°16' 00"

size 5'

散開星団 NGC 6802 のほうはこじんまりとしているので、さすがに双眼鏡では存在程度しか見えません。こちらは望遠鏡でご覧になる対象です。

ngc6802_the_coat_hanger

いるか座の惑星状星雲 : NGC6905

いるか座の惑星状星雲 : NGC6905
中心星は15.7等で、見えたことがありません。
写真ではくっきりと写るようですね。綺麗な惑星状星雲です。

Equatorial 2000:
RA: 20h 22m 23s   
Dec: +20°06' 18"

size 1.2'
11.1等

ngc_6905

や座の散開星団 : M71

や座の散開星団 : M71 です。
M11よりも更に密集しているかもしれません。天の川の星の数が多いところにあるのでこの散開星団を見ていると、宇宙を飛んでいる気がしてきます。球状星団を好きになったのはこれのせいと勝手に決め付けています。散開星団と球状星団の境界線上にあるような気がするほど密集しています。

Equatorial 2000:
RA: 19h 53m 46s   
Dec: +18°46' 44"

これを見ると、近くには 双眼鏡での好対象 The Coat Hanger や M27 あれい星雲、Blue Flash Nebula : NGC 6905などがあって、この辺りから抜け出せなくなってしまいます。(^^ゞ

m71

たて座の散開星団 : M11 と 変光星 R Sct

たて座にある散開星団 : M11です。
この星団とのお付き合いは既に30年以上の長い付き合いです。
というのも、直ぐそばに  R Sct  という比較的明るい(双眼鏡程度で観測可能) 変光星があるためです。高校生の頃(古い話です)この変光星を観測するたびに、M11の美しさに見惚れたものでした。R Sct が比較的短期(140日程度)な変光周期であったことから観測頻度を高めにしていたので、3日に1度は見るというようなことを続けていたのでした。おかげでこの辺りの星の並びまで記憶されていて、M11には並ならぬ思いいれがあります。

散開星団とはいえ、球状星団並の密集度があります。似たような密集度のM71と並んで大好きな散開星団の一つです。近いうちにM71も投稿しようと思っています。
Equatorial 2000:
RA: 18h 51m 06s   
Dec: -06°16' 00"

m11

こと座の惑星状星雲 : NGC6765

こと座の球状星団M56から1°ほど西にある惑星状星雲です。
Equatorial 2000:
RA: 19h 11m 06s   
Dec: +30°32' 47"

size 0.7'
12.9等
いびつな形です。M56を見たら、すぐ西にあるのでこちらもどうぞ。淡いのでお見逃し無いよう、フィルターを付けたほうが良いと思います。
フィルターを付けたら直ぐ近く(4°ほど西)のM57までそのまま移動しましょう。
ngc6765

下は、上の視野をクローズアップしたもの。

ngc6765_rs

2005-08-04

ペガスス座の球状星団 : M15 の中にある惑星状星雲 : PEASE1

ペガスス座のM15は綺麗な球状星団の一つですが、この中に惑星状星雲 Pease 1があります。これは、いくつか球状星団の中にある惑星状星雲のうちでは一番見つけやすく綺麗な一つでしょう。

37cmで300倍前後、フィルターを付けて最初に見つけるには30分以上かかりました。
2度目以降は直ぐに見つけられるようになりました。というぐらいに比較的見やすい対象です。

Equatorial 2000:
21h 29m 59s 
+12° 10m 27s

HSTの写真の上部左寄りに見えるピンクのまゆ状がPiease1です。
2000-25-a-large_web

いて座の球状星団 : M22 の中にある惑星状星雲 : GJJC1

皆さんも一度は望遠鏡を向けたことがあるであろう、いて座の大きな球状星団M22
この中に惑星状星雲があることを知って以来、既に3シーズンが過ぎますが、未だに見つけられておりません。(^^ゞ
今年こそはと、鏡も洗って準備万端ですが、天候が・・・。

GJJC1
Equatorial 2000:
18h 36m 22.82s 
-23° 55m 18.3s

下の図中 、ピンクの水平線と垂直線の交点にある星がそれです。
in_m22_s

へびつかい座にある球状星団: PAL 6と隣接する惑星状星雲: JaFu 1

へびつかい座にある球状星団 : Palomar 6 とそれに隣接する惑星状星雲 : JaFu 1
球状星団としてはかなりまばらです。これに惑星状星雲が隣接していることを最近知ったので紹介しつつ自分のチャレンジ対称にしています。

Palomar 6
Equatorial 2000:
RA: 17h 43m 42s   
Dec: -26°13' 00"

JaFu 1
RA: 17h 43m 57.4s
Dec: -26°11' 52"

size 8"

まだ、見たことがありません。ということで、この夏のチャレンジ対象の一つです。


palomar_6

JaFu 1 下の図の【+】の位置
jafu_1_in_pal_6

さそり座の尻尾の球状星団の中にある惑星状星雲 JaFu 2

さそり座の尻尾にあって、導入超簡単のNGC6441の中にある惑星状星雲
JaFu 2

図の矢印の先っちょの星
まだ、見たことが無いのでチャレンジしたい対象の一つです。
jafu_2_in_ngc6441_s

2005-08-03

The Mini Coat Hanger : ミニ・コートハンガー

The Mini Coat Hanger : ミニ・コートハンガー
ほんの20'ほどのエリアにコートハンガー状に並んだ粒の揃った星たちです。
フックの先っちょに見える銀河は PGC 58239 で、15.3等です。

Epoch 2000
16h29m15s
+80°18' 30"

pgc_58239

双眼鏡対象の The Coat Hanger (座標は下記) と比べるととても小さなコートハンガーです。
RA: 19h 26m 18.0s 
Dec: +20°07' 56"  (Epoch 2000)

りゅう座の惑星状星雲 キャッツアイ星雲:NGC6543

りゅう座の惑星状星雲、愛称: キャッツアイ星雲 です。
NGC6543 0.3'×0.3'
とてもシーイングが良いときに、30cm以上の口径で、300倍程度の倍率でご覧になると、時折、キラリン、と中心星を見ることができます。M57の中心星よりは見やすいのでシーイングの良い時にはぜひぜひ狙ってみてください。ちなみに、中心星は11.3等です。中心星をご覧になる時の倍率は500倍前後が望ましい。300倍程度では見えませんでした。倍率を上げると、写真で見かけるような複雑な構造が見えてきます。いかにもキャッツアイって愛称が似合う様子を見出せたときには嬉しくなって、観望会の時には様々な奇声が聞かれる対象です。

星図のキャッツアイの左側に見えている小さな銀河はNGC6552です。
13.8等なので、キャッツアイの中心星が見えるような空の時にはなんとか見えると思います。

Equatorial 2000:
RA: 17h 58m 33s   
Dec: +66°38' 01"

ngc6543

いて座の惑星状星雲 NGC6445 と 球状星団 NGC6440

南北に僅か20'ほどの近い位置で惑星状星雲と球状星団とが見えます。
ただし、惑星状星雲はいびつで、球状星団は小粒で、少し物足りない感じです。

NGC6445 惑星状星雲 13.2等 0.6'×0.6'
Equatorial 2000:
RA: 17h 49m 15s   
Dec: -20°00' 35"

ngc_6440_and_6445

NGC6440 球状星団 9.3等 4.4'×4.4'
Equatorial 2000:
RA: 17h 48m 53s   
Dec: -20°21' 32"

へびつかい座の惑星状星雲 リング状:NGC6369

へびつかい座にある惑星状星雲です。NGC6369、中心星は見えなかった記憶があるのですが、写真ではくっきりシャッキリ写っていますね。
とても綺麗なリング状です。リングの部分に明るい星が2個あって、1個は北にもう1個は南にあって、それぞれ11.9等と12.3等なので、リングの南北部分を明るく際立てさせています。
リング自体も明るいし、真ん中の暗く抜けた部分が暗いのでかなりくっきりしたリングと分かります。この惑星状星雲の1.5°ほど西に Snake Nebula : S字状暗黒星雲が見えます。

Little Ghost

Equatorial 2000:
RA: 17h 29m 20s   
Dec: -23°45' 33"
ngc6369

2005-08-01

いて座の 銀河 NGC6822: Barnard's galaxy

19h 44m 57s
-14d 48' 23"
2000

Barnard's galaxy
南八ヶ岳の住人さんの記事を読んで思い出したように。8.7等級、14'×15'
とても淡いので見難いですが、さすがオーストラリアの空はこれをいとも簡単に見えちゃうんですね。

ngc6822

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いて座の 惑星状星雲 NGC6818

19h 43m 58s
-14d 09' 09"
2000

NGC6818: いて座にある惑星状星雲です。9.3等級、0.8'と見やすい明るさと大きさです。
LITTLE GEM
中心星13.1等、でも、惑星状星雲本体が明るすぎて見えたことがありません。

いて座の惑星状星雲では一番見ごたえがある対象です。

南八ヶ岳の住人さんの記事を読んで、思い出したように(^^ゞ記載します。
ngc6818

2005-07-31

わし座の リング状星雲 NGC6781

わし座にある惑星状星雲:リング状星雲です。比較的大きいのですが淡いのでフィルター必須でしょう。
中心星は15.0等とありますので、大口径の方には見えるかもしれません。

19h 18m 28s

+06d 32' 25"      
2000

ngc_6781

2005-07-27

さそり座新星 2005

ASAS(全天自動サーベイ)が撮像した画像で発見され、静岡県にお住まいの西村栄男(にしむらひでお)さんによって独立に発見されています。

  赤経  17時44分21.59秒
  赤緯 -34度16分35.7秒 (2000年分点)

7/26には8.6等級でまだ増光中のようです。
明るいので星の色が分かると思います。
新星の色は独特の色ですので、一度ご覧になると焼き付いちゃいます。(^^ゞ
nova_scorpii_2005

2005-07-25

ヘルクレス座の惑星状星雲 NGC6210 PK43+37.1

NGC6210は安田さんご紹介の銀河団の直ぐ近くにありますので、銀河団の次にはこちらをご覧あれ。9.3等級で土星状に見えます。愛称: Turtle Nebula と言われるのはこのせいかも。下の星図上ではリングに相当するひげがほとんど写っていませんが、図上の上下方向それぞれにひげが伸びているのが確認できます。本体は比較的明るいのであまり口径が大きくなくてもご覧になれます。ひげは見えにくいので倍率を上げてフィルターを付けてご覧になると良いです。

16h44m29.43s
23d47'59.64"

ngc6210

2005-07-24

へびつかい座のButterfly Nebula M2-9 PK10+18.2

M2-9 Butterfly NebulaはHubbleの写真でとても有名になりました。
双極ジェットの惑星状星雲ですね。
意外に私たちの望遠鏡でも見えます。ただ、見えるだけで、小さいのでハッブルが撮ったような写真のような綺麗なバタフライとまではいきません。棒のような姿を確認できるのが精一杯でした。

17h05m37.63s
-10°08' 32.03"

M2-9

さそり座のリング状星雲 NGC6337 PK349-1.1

さそり座に有るリング状星雲 : 惑星状星雲です。
こと座のM57との見比べだと、こちらは淡いのでとても見にくいですね。
フィルターをつけて探さないと見つからないような対象です。
12.3等ですけど、30cm以上ないと少し辛いと思います。存在を確認するのにはそう辛い思いをしないですみます。

17h 22m 15.6s
-38°29' 02''
ngc6337

さそり座の双極ジェット NGC6302 PK349+1.1

さそり座に有る惑星状星雲で双極ジェット状のものです。
Bug Nebula の愛称があります。

17h13m44.72S
-37º 06' 12.05

直ぐに見つかります。惑星状星雲向けのフィルターを付けるとさらに見やすくなります。
同じ季節に見える、M2-9、Butterfly Nebulaと見比べてあげてください。
12.8等という明るさですが、30cm以上で簡単に見えます。

虫のような写真が幾つか見つかると思いますが、フィルターを付けてご覧になるとそのまんまに見えます。大きいので見易い対象です。

これを見たら、次は同じ季節に見えるButterfly Nebula の愛称が有る M2-9
をご覧になると、こちらは双極ジェットの代表選手みたいな、その名の通りが見えます。

ngc6302

2005-07-21

SN2005cs in M51

遅ればせながら

赤経: 13時29分52.85秒
赤緯:+47度10分36.3秒(2000年分点)

M 51の中心核から南に67秒ほどのところです。sn2005cs

2005-07-20

SN2005cz in NGC4589

りゅう座の楕円銀河NGC 4589に超新星が見つかりました。

赤経: 12時37分27.85秒
赤緯:+74度11分24.5秒  (2000年分点)

で、銀河の中心から東に12秒、南に6秒にあたります。

16等くらいで爆発後まもなくの発見だった様子。14等級台まで明るくなるだろうとの見積もりです。

sn2005cz