Nova Sct 2005
たて座に新星が発見されました。
星図を小さくすると分かりにくくなるので、オリジナルを別サーバーに置いておきます。
18h 32m.1
-06°43'.6 (J2000.0).
9/29の撮像データによれば10.3等級とのこと
たて座に新星が発見されました。
星図を小さくすると分かりにくくなるので、オリジナルを別サーバーに置いておきます。
18h 32m.1
-06°43'.6 (J2000.0).
9/29の撮像データによれば10.3等級とのこと
Magnitude: 9.6
RA: 04h 14m 16s
Dec: -12°44' 20"
Size: 0.8 x 0.8
中心星 12.2 等
とても明るくて大きくて中心星も見やすい惑星状星雲の一つです。
中心星と思ってきているのが実は中心星ではなく中心部の単に明るい部分だったらどうしましょ。迷うときには思い切り倍率を上げて確認するのが中心星を見るときのコツです。また、惑星状星雲自体も小粒のものが多いので、見るときには200倍以上かけるのが普通と思ってみると良いと思います。シーイングが良いときにはもっと倍率を上げて300倍以上で見るようにしたら濃淡や中心星の存在や諦めていた構造が見え始めます。
これだけ明るくて美しく、中心星も楽しめる惑星状星雲って少ないと思うのですが、愛称も無く、割と知られていませんよね。どうしてでしょうね?。もっと啓蒙活動しなくちゃいけないのでしょうかね?。多くの写真が露出オーバーで、構造が分かるような写真になっていませんが、同心円状濃い部分(ドーナツ部)と薄い部分があって結構いける対象だと思うのでした。
Kimata さんからのお知らせで、Cleopatra's eye(クレオパトラの瞳) という愛称があるとのことでした。
Magnitude: 10.1
RA: 01h 42m 18s
Dec: +51°34' 17"
Size: 3.1 x 3.1
こぎつね座のあれい星雲M27を小さく暗くした感じの星雲。1780年にドイツのメシャンが発見したもので、メシエも同じ年に見ている。中心星は17等星で、この星から発せられる紫外線によって輝いている。距離 8180光年とのこと。写真などで見ると双極ジェット風の姿をしているけど、眼視ではそこまでは見えたことが無い。双極ジェットの解説の時には必ずといって良いほど引き合いに出される対象だから眼視で、もう少し見えてくれると良いのですけど。さそり座のNGC6302の方がM76よりも双極ジェットの感じを強く受けます。
球状星団 Palomar シリーズ15個の紹介を開始したいと思います。
その1番目はシリーズ15個の内、大きく明るい Palomar 11 にします。
RA: 19h 45m 18s
Dec: -08°02' 00"
Size: 3.2 x 3.2
11.9等
これが球状星団かしら? と思えるほど Palomar シリーズは皆まばらに思えます。
NGC6818のちょうど6°北にあるので、これを見たときの倍率のまま北へ6°移動できる赤道儀だと導入が楽です。ドブソニアンだとそうはいかないけど、4°程離れたところにある二つの6等星のちょうど中間に位置しているので、ファインダーによる導入はそれほど難しくありません。
星図中、球状星団の右上にある明るい星は8.6等ですので、目印になります。
いて座のNGC 6520のすぐ西にある暗黒星雲 B86 : Ink Spot と呼ばれています。
とてもくっきりしているので、初めて暗黒星雲を見る方には優しい対象です。
18 02.7 | -27 50 |
双眼鏡や小口径望遠鏡でも存在は確認できます。
散開星団が近くにあるせいでよりはっきりと見える気がします。
この辺りには暗黒星雲が幾つもあるのですが、一般的な星図にはあまり出ていないのであまり知られていないようです。自身もKimataさんに言われるまで探そうとさえしたことがありませんでしたが、それを機に、この辺りの暗黒星雲を幾つか探して辿った事があります。ただ、星雲は星雲でも何も見えないで星雲と呼ぶのは抵抗があります。
RA: 23h 35m 00s
Dec: +30°30' 00"
12.1等
Size 6'+5'
NGC 7293 Helix よりも淡い。かなり大きいがドーナツ状には見えない。ドーナツの北1/4と南1/4がそれぞれ辛うじて見える。フィルターをつけて視野を少し振る感じでないと見つけられないかも。写真でも同様だと思います。
DSSではほとんど写っていないので、実際にどの辺りに見えるかをファインディング用星図としてつけました。ピンクのボヤッとした辺りに見えます。最初は僕の37cmでは見えなくて、安田さんの40cmで見えた後に、場所が分かって、僕のでも確認できました。フィルタ無しでは全く見えませんでした。
や座の散開星団 : M71 です。
M11よりも更に密集しているかもしれません。天の川の星の数が多いところにあるのでこの散開星団を見ていると、宇宙を飛んでいる気がしてきます。球状星団を好きになったのはこれのせいと勝手に決め付けています。散開星団と球状星団の境界線上にあるような気がするほど密集しています。
Equatorial 2000:
RA: 19h 53m 46s
Dec: +18°46' 44"
これを見ると、近くには 双眼鏡での好対象 The Coat Hanger や M27 あれい星雲、Blue Flash Nebula : NGC 6905などがあって、この辺りから抜け出せなくなってしまいます。(^^ゞ
たて座にある散開星団 : M11です。
この星団とのお付き合いは既に30年以上の長い付き合いです。
というのも、直ぐそばに R Sct という比較的明るい(双眼鏡程度で観測可能) 変光星があるためです。高校生の頃(古い話です)この変光星を観測するたびに、M11の美しさに見惚れたものでした。R Sct が比較的短期(140日程度)な変光周期であったことから観測頻度を高めにしていたので、3日に1度は見るというようなことを続けていたのでした。おかげでこの辺りの星の並びまで記憶されていて、M11には並ならぬ思いいれがあります。
散開星団とはいえ、球状星団並の密集度があります。似たような密集度のM71と並んで大好きな散開星団の一つです。近いうちにM71も投稿しようと思っています。
Equatorial 2000:
RA: 18h 51m 06s
Dec: -06°16' 00"
りゅう座の惑星状星雲、愛称: キャッツアイ星雲 です。
NGC6543 0.3'×0.3'
とてもシーイングが良いときに、30cm以上の口径で、300倍程度の倍率でご覧になると、時折、キラリン、と中心星を見ることができます。M57の中心星よりは見やすいのでシーイングの良い時にはぜひぜひ狙ってみてください。ちなみに、中心星は11.3等です。中心星をご覧になる時の倍率は500倍前後が望ましい。300倍程度では見えませんでした。倍率を上げると、写真で見かけるような複雑な構造が見えてきます。いかにもキャッツアイって愛称が似合う様子を見出せたときには嬉しくなって、観望会の時には様々な奇声が聞かれる対象です。
星図のキャッツアイの左側に見えている小さな銀河はNGC6552です。
13.8等なので、キャッツアイの中心星が見えるような空の時にはなんとか見えると思います。
Equatorial 2000:
RA: 17h 58m 33s
Dec: +66°38' 01"
へびつかい座にある惑星状星雲です。NGC6369、中心星は見えなかった記憶があるのですが、写真ではくっきりシャッキリ写っていますね。
とても綺麗なリング状です。リングの部分に明るい星が2個あって、1個は北にもう1個は南にあって、それぞれ11.9等と12.3等なので、リングの南北部分を明るく際立てさせています。
リング自体も明るいし、真ん中の暗く抜けた部分が暗いのでかなりくっきりしたリングと分かります。この惑星状星雲の1.5°ほど西に Snake Nebula : S字状暗黒星雲が見えます。
Little Ghost
19h 44m 57s
-14d 48' 23"
2000
Barnard's galaxy
南八ヶ岳の住人さんの記事を読んで思い出したように。8.7等級、14'×15'
とても淡いので見難いですが、さすがオーストラリアの空はこれをいとも簡単に見えちゃうんですね。
さそり座に有る惑星状星雲で双極ジェット状のものです。
Bug Nebula の愛称があります。
17h13m44.72S
-37º 06' 12.05
直ぐに見つかります。惑星状星雲向けのフィルターを付けるとさらに見やすくなります。
同じ季節に見える、M2-9、Butterfly Nebulaと見比べてあげてください。
12.8等という明るさですが、30cm以上で簡単に見えます。
虫のような写真が幾つか見つかると思いますが、フィルターを付けてご覧になるとそのまんまに見えます。大きいので見易い対象です。
これを見たら、次は同じ季節に見えるButterfly Nebula の愛称が有る M2-9
をご覧になると、こちらは双極ジェットの代表選手みたいな、その名の通りが見えます。