2005-08-28

三裂星雲M20

M20は暗黒星雲が複雑に入り組み、星雲を3つに大きく切り裂いています。それで三裂星雲(Trifid Nebula)と呼ばれています。Trifidって有名なSFに出てくる歩く植物怪物ですね。Trifidの名付け親はハーシェルだそうです。M20自体の姿があまりにシュール(サイケデリック)なので、キングクリムゾンのアイランドのジャケットに使われたりと、不思議な雰囲気を醸し出す星雲です。

実際には結構淡い星雲で、M8(干潟星雲)が明るいのにこちらは空の状態が悪いと途端に見づらくなります。特に三裂している暗黒星雲の入り組んだ様子はかなり空のよさが必要です。Ninja-400(40cm反射ドブ)で、最高の夜空では、複雑な暗黒星雲の様子は勿論、星雲の色もなんとなく分かります。三裂しているほうが赤っぽく、北の星雲のほうがなんとなく青っぽいのです。最初に色を感じたのは7,8年前の富士山須走五合目ででした。望遠鏡はNinja-320です。

ドブソニアンで拡大して見るのも素晴らしいのですが、大口径の双眼鏡でM8とM20を同一視野に入れて最高の空で見ると、バックの天の川との対比とか非常に素晴らしい眺めとなります。M8に比べるとM20は可愛らしいのですが、そばにある散開星団M21も含めると3度くらいの実視野でダイナミックな眺めです。

もう6年ほど前ですが、ゴールデンウィークの新五合目でNikon18x70IF双眼鏡で見たこの眺めは最高でした。実視野4度の双眼鏡ですが、瞳径4mm弱となり富士山の空の暗さだとジャストフィットという感じです。ちなみに素晴らしい空というのは富士山新五合目で雲上になったときが多いですね。普段は富士市、沼津市、三島市の光害の海の中で南天を見ますので、どうしても雲海が出来ないと南天低くは難しいのです。

M20

2005-08-18

いて座の球状星団 : Palomar 8

Magnitude: 11.2
RA: 18h 41m 30s
Dec: -19°49' 00"

Size: 4.7 x 4.7

M25の2°程東にあります。

palomar_8

2005-08-17

球状星団 Palomar 9 いて座 : NGC 6717

RA: 18h 55m 06s
Dec: -22°42' 00"

Size: 3.9 x 3.9
9.2等

これもPalomar の中では導入簡単な部類でしょう。いて座σの北4°といったところです。

palomar_9

2005-08-16

いて座の暗黒星雲 : B86 : Ink Spot

いて座のNGC 6520のすぐ西にある暗黒星雲 B86 :  Ink Spot と呼ばれています。
とてもくっきりしているので、初めて暗黒星雲を見る方には優しい対象です。

   
18 02.7-27 50

双眼鏡や小口径望遠鏡でも存在は確認できます。
散開星団が近くにあるせいでよりはっきりと見える気がします。

この辺りには暗黒星雲が幾つもあるのですが、一般的な星図にはあまり出ていないのであまり知られていないようです。自身もKimataさんに言われるまで探そうとさえしたことがありませんでしたが、それを機に、この辺りの暗黒星雲を幾つか探して辿った事があります。ただ、星雲は星雲でも何も見えないで星雲と呼ぶのは抵抗があります。

dark_b86

2005-08-14

オメガ星雲M17

超メジャー天体です。私は散光星雲の代表と言えば、冬はM42(オリオン大星雲)、夏はこのM17だと思ってます。大きい星雲となればM8とかがあるのですが、その形の見事さ、複雑な内部の構造とかでM17がより見ごたえあるのではないでしょうか。
この星雲をドブソニアンで見ると大抵の人は驚きの声を上げますね。

この星雲はもう最初に見て30年以上経っているので、最初の感想は忘れてしまいました。市街地で見ていたので、ボーッとしか見えなかったのですが、Ninja-320を入手して富士山須走五合目でこの星雲を見たときは、吃驚しました。透明度の非常に良い夜でしたが、白鳥の姿だけでなく尻尾もまるくみえて、Ωの字に見えるんですよね。あとは白鳥の胴体のところが複雑な縞が入り組んで見えて、散光星雲としての複雑な構造は特筆すべきものですよね。
この次に素晴らしいと思ったのは、富士山新五合目のバス駐車場で見出した時に舟田さんの37.5cmドブソニアンでファーストライトの時でしたか、6月の雲上で素晴らしい透明度の夜に見たM17の姿ですね。

場所はいて座とへび座、たて座の境界あたりになります。空さえ良ければ双眼鏡で簡単に確認できます。
南伊豆の最高の夜やオーストラリアでは肉眼でもなんとなく存在が分かりました。バックに散開星団NGC6618もあるから見えたのかもしれません。NGC6618ですが、カタログではなんと星数が660もあります。ただNinja-400でもそんなに見えませんので、微光星が広範囲に散らばっているのでしょう。

DSSの写真では露出を抑えたためか、眼視でドブで見るよりかなり淡くしかM17は写っていません。

M17

2005-08-04

いて座の球状星団 : M22 の中にある惑星状星雲 : GJJC1

皆さんも一度は望遠鏡を向けたことがあるであろう、いて座の大きな球状星団M22
この中に惑星状星雲があることを知って以来、既に3シーズンが過ぎますが、未だに見つけられておりません。(^^ゞ
今年こそはと、鏡も洗って準備万端ですが、天候が・・・。

GJJC1
Equatorial 2000:
18h 36m 22.82s 
-23° 55m 18.3s

下の図中 、ピンクの水平線と垂直線の交点にある星がそれです。
in_m22_s

2005-08-03

いて座の惑星状星雲 NGC6445 と 球状星団 NGC6440

南北に僅か20'ほどの近い位置で惑星状星雲と球状星団とが見えます。
ただし、惑星状星雲はいびつで、球状星団は小粒で、少し物足りない感じです。

NGC6445 惑星状星雲 13.2等 0.6'×0.6'
Equatorial 2000:
RA: 17h 49m 15s   
Dec: -20°00' 35"

ngc_6440_and_6445

NGC6440 球状星団 9.3等 4.4'×4.4'
Equatorial 2000:
RA: 17h 48m 53s   
Dec: -20°21' 32"

2005-08-01

いて座の 銀河 NGC6822: Barnard's galaxy

19h 44m 57s
-14d 48' 23"
2000

Barnard's galaxy
南八ヶ岳の住人さんの記事を読んで思い出したように。8.7等級、14'×15'
とても淡いので見難いですが、さすがオーストラリアの空はこれをいとも簡単に見えちゃうんですね。

ngc6822

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いて座の 惑星状星雲 NGC6818

19h 43m 58s
-14d 09' 09"
2000

NGC6818: いて座にある惑星状星雲です。9.3等級、0.8'と見やすい明るさと大きさです。
LITTLE GEM
中心星13.1等、でも、惑星状星雲本体が明るすぎて見えたことがありません。

いて座の惑星状星雲では一番見ごたえがある対象です。

南八ヶ岳の住人さんの記事を読んで、思い出したように(^^ゞ記載します。
ngc6818

2005-07-19

二重球状星団

いて座γ(Alnasl)のすぐ北にある二つの球状星団です。以下の写真で青線は視野0.5度(満月サイズ)ですが、γだけでなく二つの球状星団もNinja-400の低倍率でも同一視野に入り、面白いものです。球状星団でつぶが揃っていて二つ見えるものは、これ以外は無いと思いますので、勝手に二重球状星団と呼んでます。

それぞれNGC6522は9.9等、NGC6528は9.6等ですが、集中度が違いNGC6522のほうが明るく感じました。単体では地味ですが、すごく導入しやすい位置にあること、二つ並ぶ姿が可愛いので、掲載しました。

NGC6528